父子を通して中国朝鮮族の姿映すドキュメンタリー「血筋」公開、予告解禁

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ドキュメンタリー映画「血筋」が3月14日に新潟・市民映画館 シネ・ウインドで先行公開される。

「血筋」ポスター

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カナザワ映画祭2019「期待の新人監督」グランプリを受賞した本作は、父と子の再会劇を通して中国朝鮮族の姿を映すもの。中国の朝鮮族による自治州・延吉で生まれ、10歳で日本へ移住した主人公ソンウは、20歳になったことをきっかけに画家だった父を探そうと決意する。叔父の助けにより再会を果たすも、父は韓国で不法滞在者として日雇い労働をしながら、借金取りに追われる日々を送っていた。

監督とプロデューサーを務めた角田龍一はシネ・ウインドが刊行する映画雑誌で映画紹介文を書く傍ら、長期休暇を利用して本作を撮影。2018年3月から京都・大徳寺で書生として半年間居候しながら本作を編集し、完成させた。

プロデュースをテレビアニメ「ピアノの森」の第2シリーズ監督である山賀博之、音楽を角田の中学校時代の同級生でバイオリニストである郷古廉が担当。YouTubeで公開中の予告には、ソンウが父を探すため叔父を訪ねるも「何を今さら……」と返されるシーンや、韓国・ソウルで父と18年ぶりに対面する場面が収録された。

なお「血筋」は2020年春より東京・ポレポレ東中野ほか全国で順次ロードショー。

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(c)Ryuichi

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