ホロコースト巡る法廷劇「否定と肯定」冒頭映像公開、R・ワイズと原作者のコメントも

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否定と肯定」の本編冒頭映像が、YouTubeにて公開された。

「否定と肯定」

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ユダヤ人歴史学者であるデボラ・E・リップシュタットのノンフィクション「否定と肯定 ホロコーストの真実をめぐる闘い」をもとに、ナチスドイツによるユダヤ人大量虐殺“ホロコースト”を巡る裁判を描く本作。「ボディガード」のミック・ジャクソンが監督を務めた。

「否定と肯定」

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冒頭映像では、レイチェル・ワイズ扮する主人公リップシュタットと、ティモシー・スポール演じるイギリスの歴史学者デヴィッド・アーヴィングの主張が映し出される。メディア操作に長け、「ホロコーストはユダヤ人による捏造だ」と訴えるアーヴィングが「ガス室では誰も死んでいない」と言う姿が収められた。さらに、アメリカの大学でホロコーストの事実を伝えてきたリップシュタットが「ホロコーストはあったのか、その証明方法は? ガス室内のユダヤ人の写真は1枚もないわ。なぜか? ドイツ軍が撮影を禁じたから」と講義を行う様子も切り取られた。

「否定と肯定」ポスタービジュアル

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自身もユダヤ系の血を引くワイズは、原作者であり主人公のモデルとなったリップシュタットについて「デボラに会いたいと強く思った。立ち振る舞いを学ぶためにもね。デボラがニューヨークの私の家に来てくれて、数日間いろんなことを延々と語り合ったわ」と明かす。対するリップシュタットは、「レイチェルは演技においてプロ中のプロ。なんの役を演じるにも一生懸命で、才能を十分に発揮する。でもこの作品については彼女のルーツも関係したから、さらにパワフルな演技だったと思う。彼女にとって共感できたうえ、とても重要な役だったのでしょう。(ポーランド・)アウシュヴィッツで撮影したときに、レイチェルに『これは演技ではないわ』と、そう言われたの」とコメントしている。

「否定と肯定」は、12月8日より東京・TOHOシネマズ シャンテほか全国で公開。

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(c)DENIAL FILM, LLC AND BRITISH BROADCASTING CORPORATION 2016

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