今回発表された追加キャストは、「百円の恋」「お盆の弟」の
そして本作とのコラボが決定したeggは、2014年に休刊したギャル系ファッション雑誌。当時のファンも楽しめるオリジナル企画満載のスペシャル号が、7月30日に発売される。このほか映画の公開を記念したコラボレーション企画として、7月7日には本作を小説化した文庫本の発売、7月27日には東京・渋谷にオープンするLOFT9 Shibuyaにて「『黒い暴動▼』公開直前イベント~ギャルを野に放て~」の開催も決定した。
「黒い暴動▼」は7月30日より東京・新宿シネマカリテほかにて全国で順次公開される。
※本文中▼は黒塗りハートマーク
「黒い暴動▼」公開直前イベント~ギャルを野に放て~
2016年7月27日(水)東京都 LOFT9 Shibuya
開場 18:00 / 開演 19:00
<出演者>
平松可奈子 / 宇賀那健一 / Black Diamond ほか
料金:前売り 1500円 / 当日 2000円(ドリンク代別)
宇賀那健一 コメント
僕がギャルに興味を持ったきっかけは過去に監督した映画の出演者オーディションまで遡る。
オーディションに来ていた女の子が「私は中学時代、ガングロギャルで顔に貼るシールを巡って河原で決闘してました」と言ってきたのである。ピストルズを初めて聴いたときと同じ衝撃が僕を貫いた。
まるで意味が分からない…けど、なんだそれ、クソカッコ良い!
それから国会図書館に通い、ギャルがまるでディランのように、時として自らが作ったスタンダードを壊してまで常にカウンターカルチャーであり続ける姿に衝撃を受けながら「egg」のアーカイブを読み漁った。
何かに反抗するように誰よりも黒く焼き、かぶれるほどに目の周りをポスカで白く塗り、小銭が掴めないほどに爪を長く伸ばし、厚底に至っては高さを求めるあまりに階段から落ちて死者すら出る。当然のように浮かぶ疑問。
「なんのためにそんなことを?」
いてもたってもいられなくなった僕は、ガングロカフェへ駆け込み、彼女達に問うたが、
彼女たちはそんな疑問を抱くこと自体が不思議なように
「え? 好きだから。外野なんて空気でしょ。明日死ぬかもしれないんだから好きなように生きたいよ」
と返してきた。…なんだか自分自身がすごく恥ずかしくなった。
僕はただのロック好きで、彼女たちはロックなんて知らずとも生き方そのものからロックンロールなのだ。
僕が出来ることなんて、唯一映画を撮ることだけだ。
だから、僕は彼女らに最大限の敬意を払い、愛を込めてカメラを向けた。
ギャルとはあの時代、世界中で日本だけに発生した、ロックンロールだ!!
心からそう思う。バカにしたければ、バカにすればいい。外野なんて空気だ。
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リンク
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- 映画「黒い暴動」公式サイト
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緋村 月 @himuralight
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