ブラジル音楽の“今”を追うドキュメンタリー日本上陸、クラウドファンディングも実施

10月9日より東京・UPLINKにて「ブラジル・バン・バン・バン：ザ・ストーリー・オブ・ソンゼイラ～ジャイルス・ピーターソンとパーフェクトビートを探しもとめて～」が公開される。

2014年に完成し、欧州、南米、中国の映画祭を席巻してきた本作は、「世界で最も影響力のあるDJ」「音楽のトレンドセッター」と言われるDJのジャイルス・ピーターソンが、「今のブラジルを象徴する新たな音楽作品」を作るためにリオデジャネイロで活動をする姿をフィーチャーしたドキュメンタリー。ジャイルスが歴史的なスタジオであるコンパニア・ドス・テクニコス・スタジオスでブラジル音楽界を代表するアーティストたちと新プロジェクトSonzeiraを結成し、名曲のカバーと新曲からなるアルバム「Brasil Bam Bam Bam」を完成させるまでの様子が、リオデジャネイロの街中の様子などを交えながら捉えられている。

映画の中にはサンバシンガーのエルザ・ソアレス、パーカッショニストのナナ・ヴァスコンセロス、ブラジルの音楽界の重鎮マルコス・ヴァーリ、ブラジル屈指のグルーヴマスターと呼ばれるエヂ・モッタ、映画「シティ・オブ・ゴッド」にも出演していたセウ・ジョルジらが登場する。

本作の公開を記念して映画のオフィシャルサイトでは、沖野修也（Kyoto Jazz Massive）、ピーター・バラカンといった音楽関係者からのコメントを掲載中。また日本版のプロモーション活動費用を募るためクラウドファンディングもスタートした。なおクラウドファンディングで集まった資金の一部と映画の興行収入の純利益50%は、ブラジルのNGO団体「Fight For Peace」に寄付される。