「小学館ビルありがとう! ラクガキ大会」は、9月に取り壊される予定のビルへマンガ家たちが集い、思い思いの絵を残したもの。藤子(A)が描いた「オバケのQ太郎」や、浦沢と島本が描いた「サイボーグ009」のキャラクターなど、その豪華な内容が話題となった。現在はビル内が点灯され、ロビーの様子が外から見えるようになっている。点灯は25日までで終了し、この一般公開が「ラクガキ」を直接見られる最後の機会となる予定だ。
ロビー内を観覧するのに必要な整理券は、各日8時15分より現地にて配布。定員は両日ともに先着3000人ずつとなっている。前日から徹夜で列を作るような行為は禁止されているので注意しよう。この一般開放に関する情報は小学館の公式サイトや、週刊ビッグコミックスピリッツ(小学館)の公式Twitterでも随時発信される。
小学館ビル・ロビー内ラクガキ一般公開
日程:2013年8月24日(土)・25日(日)
時間:9:00~21:00
会場:小学館ビル1階 応接ロビー
住所:東京都千代田区一ツ橋2-3-1
「ラクガキ」に参加した作家
藤子不二雄(A)、浦沢直樹、島本和彦、ゆうきまさみ、
ゆうきまさみコメント
初めて小学館ビルに足を運んだのは31年前になりますが、この時は緊張していたらしく、新人が持ち込み原稿を編集者に見てもらう打ち合わせブースの印象以外、どこに何があったかも全然記憶にないんですよね。それまで出入りしていたのが小さな出版社ばかりだったので、なんとなく気後れするものもあったのかもしれません。それもあってか、実は「少年サンデー」に連載を始めた後も編集部に寄り付くことが極めて少ない人間で、よく出入りするようになったのは、「ヤングサンデー」で「鉄腕バーディー」の連載を始めてからの、この10年くらいなんですよね。そんなわけで、僕の汗や涙が染み込んでいるとは口が裂けても言えない建物なのですが、それでもやはり取り壊しと聞けば寂しいものですから、最後に尊敬する先輩作家や若い漫画家の皆さんと一緒に、ちょっとした痕跡を刻みこんでお別れするチャンスが与えられたのは、とてもありがたかったです。最後の最後にいい思い出ができました。企画された関係者の皆さんにもあらためてお礼が言いたいです。
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