吉田豪による
赤羽の特殊な人々を題材にしたノンフィクションマンガ「東京都北区赤羽」で知られる清野。インタビューでは取材で関わった変わり者たちとのトラブルを始めとする、数奇な苦労体験が展開される。一時は清野がストレスにより自律神経のバランスを崩してしまったといい、奇怪な言動を繰り返していた日々の様子も明かされた。近年は表現者として次の境地に到達するため、街中で変人のふりをして肝を座らせる訓練を続けているという。
このほかインタビューでは冴えない童貞時代、売れっ子作家への恨み節、死に対する考え方などが語られるほか、旧知の友人である押切蓮介の名も度々登場。さらに歌手・aikoのツアーパンフレットにマンガを描き下ろすことになり、企画の一貫としてaikoと赤羽散策をしたという華々しいエピソードも披露される。ファンはぜひ、マンガ同様に醸し出される珍妙な清野ワールドを活字でも体感してみてほしい。
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