文化功労者は、文化の向上発達に関し特に功績顕著な者に贈られる称号。野沢が所属する青二プロダクションは、公式Xで野沢のコメントを発表した。野沢は「気がつけばずいぶん長い時間を“声“とともに歩んできましたが、自分なりに続けてきたことで、こんな素敵なご褒美をいただけるなんて、本当に感激しています」「元気だけが取り柄ですので、これからも全力で"声"を届け、少しでも文化への恩返しができたらと思っております」と綴り、声優界の先人たちやクリエイター、そしてファンに向けて感謝を述べた。
野沢は1936年10月25日生まれ、東京都出身。国内アニメ第1作「鉄腕アトム」よりさまざまなアニメに出演し、1968年放送の「ゲゲゲの鬼太郎」でアニメ初主演を果たす。「いなかっぺ大将」風大左衛門や「ど根性ガエル」ひろし、「あらいぐまラスカル」ラスカルなど数多くの人気アニメで主要キャラクターを担当した。1978年には「銀河鉄道999」の星野鉄郎、1980年には「怪物くん」怪物太郎を熱演。1986年からは「ドラゴンボール」シリーズで主人公の孫悟空と、その子孫である孫悟飯、孫悟天を長きにわたり演じ、代表作のひとつとなった。劇団ムーンライトの主宰も務める。2022年には第45回日本アカデミー賞の会長功労賞、2023年に第71回菊池寛賞を受賞した。
青二プロダクションの報告
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楊(やん) @yan_negimabeya
野沢雅子、2025年度文化功労者に選出「少しでも文化への恩返しができたら」 https://t.co/cxLEjrd4uJ