「アイカツ!×プリパラ」思い出だけじゃない、これから歩む10年を照らす光になる映画

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劇場アニメ「アイカツ!×プリパラ THE MOVIE -出会いのキセキ!-」の完成披露上映会が、本日9月29日に東京・新宿バルト9で開催された。上映後に行われた舞台挨拶には、大空あかり役の下地紫野、真中らぁら役の茜屋日海夏大川貴大監督が登壇した。

左から大川貴大監督、大空あかり役の下地紫野、真中らぁら役の茜屋日海夏

左から大川貴大監督、大空あかり役の下地紫野、真中らぁら役の茜屋日海夏

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一緒にぬるぬる踊って歌って、感動!

10月10日に公開される「アイカツ!×プリパラ THE MOVIE -出会いのキセキ!-」は、ともに2024年に10周年を迎えた「アイカツ!」大空あかり世代と「プリパラ」のコラボ映画。いち早く映画を観たファンの大きな拍手と笑顔に出迎えられ、下地と茜屋は「自信が持てた」「ホッとした」と顔をほころばせる。大川監督も「企画を聞いたときは『本当にそんなことできるんですか?』と思いました。叶うんだったら本当に夢のようなことだし、監督を任せていただいて本当にうれしかったものの、プレッシャーも感じていたので、皆さんの反応を見てホッとしました」と胸をなでおろした。

大川貴大監督

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作中では「アイカツ!」のルミナスと「プリパラ」のそらみスマイルがユニット“そらみルミナス”を結成。それについて下地が「なんで今まで組んでなかったんだろうと思うくらいまとまりがよくて、すごくかわいかった!」と素直な感想を漏らすと、茜屋も「かわいかった!」とすぐさま同意する。続けて茜屋は「CGで一緒にいるのがすごく不思議な感じがして。ちゃんとそれぞれのキャラデザなのに一緒にぬるぬる踊って歌って、感動しちゃいました」とその仕上がりに太鼓判を押した。

下地紫野

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大川監督は「(監督だから)全部知ってるはずなのに、初めて映像を見たときは『すごい』っていう言葉しか出てこなかったです」と感動を伝える。また「この夢のコラボレーションは10周年ということで実現したんですが、当時から『アイカツ!』と『プリパラ』のアイドルの子たちが一緒にステージに上がったらどうなるんだろう?って考えたことがある皆さんもいるんじゃないかと思って。それを実現させたいと、映像やキャラクターデザインはなるべく当時の雰囲気のままお伝えできればという思いで作りました」と制作上でのこだわりを語った。

映画の中の好きなシーンを聞かれるとネタバレ回避のため言葉を選びつつ、下地は冒頭のシーンを挙げる。茜屋は「1回観るだけじゃ足りない。キャラクターもライブもたくさんで、どこを取っても最高すぎて……。そらみルミナスができるまでの、そこに至るまでのアイドルたちのがんばりにすごく感動しました」と、そらみルミナスだけではない、アイドルたちの活躍についてアピールした。

「アイカツ!」「プリパラ」の励まされるセリフ

キャリア初期に主人公を務め、長く愛される作品となった「アイカツ!」「プリパラ」との“出会い”についての思いを尋ねられると、下地と茜屋は「奇跡」と口を揃える。下地は「『アイカツ!』に出会ってなければこんな素敵な未来はなかったんじゃないかなと思える、本当に大切な作品です。今日のこの場があるのは10年間絶えず応援してくださる方がいらっしゃったからなので、皆さんと出会えたことも奇跡」と話す。茜屋は「らぁらと出会ってなかったら皆さんとも出会えていなかった、欠かせない存在。私は自分の幼少期にこの映画、アニメに出会いたかったなって気持ちもあって。自分もファンとして観てみたかったなという気持ちもあります」と強い思いを滲ませた。

劇場販売グッズである、あかりのセリフキーホルダーを手にした下地紫野

劇場販売グッズである、あかりのセリフキーホルダーを手にした下地紫野 [拡大]

また今でも励まされる「アイカツ!」のセリフとして、下地は星宮いちごが語ったスポットライトの話を挙げる。「オーディションに落ちてうまくいかなかったりとか落ち込んだりとき、スポットライトが当たる順番がまたきっと来るんだって思って、私もがんばろう、と思います」というコメントには、「アイカツ!」が持つリアリティの一端が表れていた。一方「プリパラ」から茜屋が挙げたのは「プリパラは好き? じゃあ大丈夫!」という決めセリフの1つ。「好きで始めたことでも、なんでやってたんだっけ?ってつらくなることが皆さんもあると思うんです。そんなときに、好きだった頃の気持ちを思い出すことで、もう1回がんばってみようかなって思える。その言葉から私は“好き”がいかに大切かっていうのを教わって、今も大事にしています」と語った。そして10年前は業界に入りたてだったという大川監督は「ひなき、みれいのエピソードが好きでした。努力しても報われないこともあるかもしれないけど、必ずどこかで誰かが観てるという話には、新人の頃に勇気づけられました」と当時の思い出を振り返った。

劇場販売グッズである、らぁらのセリフキーホルダーを手にした茜屋日海夏

劇場販売グッズである、らぁらのセリフキーホルダーを手にした茜屋日海夏 [拡大]

皆さんがこれから歩む10年を照らす光に

最後に大川監督は「10年前に別々の場所で別々の作品を好きになった皆さんが、今日この日に一堂に会して同じ作品を楽しんでいることが、奇跡みたいなことだなと感じました」と改めて思いを述べる。茜屋もその言葉に同意しながら、「友達の輪をどんどん広げて、みんなでこの作品を盛り上げていければ」と「み~んなトモダチ!」が合言葉のらぁらにちなんだ言葉で応援を呼びかける。そして下地は「個人的にはこの映画に愛と感謝が詰まっているんですが、私自身も映画を観て、ときめきやきらめきがたくさん詰まっていると感じました。“愛と感謝”はこれまでの10年への思い、“ときめきやきらめき”は皆さんがこれから歩む10年を照らす光になればいいなと思います」という未来へとつながる言葉で舞台挨拶を締めくくった。

左から下地紫野、茜屋日海夏

左から下地紫野、茜屋日海夏 [拡大]

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「アイカツ!×プリパラ THE MOVIE -出会いのキセキ!-」

2025年10月10日(金)公開

スタッフ

アイカツ!原作:BN Pictures
プリパラ原作:タカラトミーアーツ/シンソフィア
アイカツ!原案:バンダイ
監督:大川貴大
シナリオ:土屋理敬
キャラクターデザイン:やぐちひろこ、原将治
スーパーバイザー:木村隆一、森脇真琴
総作画監督:秋津達哉
CGディレクター:乙部善弘
色彩設計:大塚眞純
美術監督:小松奈津子、田尻健一
撮影監督:大神洋一
編集:新居和弘
音響監督:菊田浩巳
音楽:滝澤俊輔(TRYTONELABO)
3DCG:タツノコプロ
企画・制作:BN Pictures
配給:バンダイナムコピクチャーズ/エイベックス・ピクチャーズ

キャスト

大空あかり:下地紫野
氷上スミレ:和久井優
新条ひなき:石川由依
紅林珠璃:齋藤綾
黒沢凛:高田憂希
天羽まどか:川上千尋
大地のの:小岩井ことり
白樺リサ:福沙奈恵
藤原みやび:関根明良
栗栖ここね:伊藤かな恵
堂島ニーナ:矢野亜沙美

真中らぁら:茜屋日海夏
南みれぃ:芹澤優
北条そふぃ:久保田未夢
東堂シオン:山北早紀
ドロシー・ウェスト:澁谷梓希
レオナ・ウェスト:若井友希
黒須あろま:牧野由依
白玉みかん:渡部優衣
ガァルル:真田アサミ
紫京院ひびき:斎賀みつき
ファルル:赤﨑千夏
緑風ふわり:佐藤あずさ

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