ドラマ「東京サラダボウル」に中村蒼、武田玲奈、中川大輔、関口メンディーら出演

黒丸原作によるドラマ「東京サラダボウル」の追加キャストが発表された。

有木野了の最愛の人であり、国際捜査でのある出来事をきっかけに命を絶ってしまった警察官・織田覚役は中村蒼が演じる。警視庁の通訳センターに所属するベトナム語の通訳人・今井もみじ役は武田玲奈、東新宿警察署・国際捜査係の巡査部長である杓野玲央役は中川大輔、鴻田麻里と有木野が逮捕を目指す、人身売買ビジネスを手がける組織の一味・通称“ボランティア”役は絃瀬聡一。東新宿署の国際捜査係の新人警察官・広田カナ役をノムラフッソ、警視庁・通訳センターの英語通訳人で、もみじに恋する黒須雄介役を関口メンディー、鴻田と有木野が通うバーのマスター・張柏傑（ちょうばいじぇ）役を朝井大智が務める。警視庁・捜査一課の最前線で活躍する刑事である八柳隆太役に阿部進之介、東新宿署・国際捜査係で鴻田を厳しく教育する太良尾保役に平原テツが決定した。

警視庁・通訳センターのシンハラ語通訳人でありチームの統括・清宮百合役はイモトアヤコ、東新宿署・国際捜査係の統括係長である飯山修役は皆川猿時が担当する。中国語を駆使するベテラン刑事だったが、かつて外国人の聴取で意図的に誤訳を行い織田を巻き込む事件に発展させた阿川博也役は三上博史。また海外からの出演キャストとして、我が子を10年間探し続ける“お父さん”王建斌（わんじぇんびん）役で張翰、中国からの留学生・沈一諾（しぇんいーうぉ）役で許莉廷、来日するも消息が絶たれてしまった観光客・キャンディー役で喬湲媛、窃盗の疑いをかけられた介護施設で働く男性・ティエン役でNguyen Truong Khangが出演する。

脚本は金沢知樹が担当。金沢は原作について「社会問題や人間の機微をこれでもかと、ふんだんに、ひたひたに、練り込んだ黒丸先生の渾身の作品」と印象を語っている。

「東京サラダボウル」の原作はPalcy（講談社）で連載された「東京サラダボウル ―国際捜査事件簿―」。日本で犯罪に巻き込まれた、または起こしてしまった外国人の事件に、警視庁・国際捜査係の鴻田と警察通訳人の有木野が向き合うさまが描かれる。単行本は全5巻が刊行された。ドラマは鴻田麻里役を奈緒、有木野了役を松田龍平が務める。

金沢知樹コメント

脚本を務めさせていただきます、金沢です。「東京サラダボウル」は、社会問題や人間の機微をこれでもかと、ふんだんに、ひたひたに、練り込んだ黒丸先生の渾身の作品。身の引き締まる想いで、スタッフの方々と何度も話し合い丹念に作りました。といいながら、いまも作ってる途中ですが。観ていただける方に、その想いが届くことを願って、今日も筆を進めます。