「黒岩メダカに私の可愛いが通じない」岩崎諒太らが青春を回想、芹澤優は関西弁に尽力

久世蘭原作によるTVアニメ「黒岩メダカに私の可愛いが通じない」の先行上映会が、去る12月7日に東京のユナイテッド・シネマ豊洲で開催された。

2025年1月6日放送開始の「黒岩メダカに私の可愛いが通じない」は、容姿端麗でモテモテな女子高生・川井モナと、彼女に見向きもしない転校生・黒岩メダカのやり取りを描くラブコメディ。先行上映会では第1話が上映されたほか、メダカ役の岩崎諒太、モナ役の芹澤優、湘南旭役の雨宮天、難波朋役の矢野妃菜喜が登壇し、トークを繰り広げた。

キャラクターを演じた感想について尋ねられると岩崎は、「平常心でいるのは無理！」と美女たちに囲まれるメダカの心境を代弁しながら、「回を増すごとにそれぞれの関係性が変わっていくのも見どころ。僕も原作を読んだ時からキュンキュンが止まらない！ 皆さんも覚悟を！」と期待を煽る。芹澤は「オーディションのために原作を読んでモナちゃんを知ったときに、自分の大好きなキャラクターに出会ったと思った。私もモナちゃんのように自分自身が大好きなので、かわいいな！演じたいな！と」と言い、モナ役を掴めたことを喜んだ。

雨宮は「旭はストイックで文武両道、クールな女の子。大好きな黒岩先輩の前だとフニャーとなるウブなかわいい子です」と紹介。さらに自分と似ているところも多いと述べ、「やると決めたことにはまっすぐに取り組んで、負けられない戦いに対して本気で行く気概は自分に通じる。それでいて照れ屋。そこも似ています」と共感を寄せた。矢野は「難波朋は物語をかき乱すような子で、大人なお姉さん。のちのちの登場をお楽しみに」と語りかけた。

アフレコ現場について聞かれると、岩崎は「学生の教室のように賑やかだったよね」と3人に話を振り、雨宮はシーン終わりに「あのシーンどう？ あの状況どう？」と盛り上がったことを明かす。今回関西弁のセリフに挑戦し、観た人の反応が気になって仕方なかったという芹澤。観客に「どうでした？ どうでした？」と投げかけ好評を得ると、「うれしい、やっと眠れる！」と安堵し、「関西弁で躓くことがあったのですが、途中から皆さんが後ろで願い始めてくれて、OKが出るとみんなで大盛り上がりだった」と振り返る。芹澤が挑戦した関西弁について雨宮は「言い慣れていない方言をやりながら役の感情を乗せて、それをネイティブに近い言葉で演じることは……そう簡単にできることではない」、矢野は「この人、最初からしゃべれるのかと思った」と称賛。その反応を受け、芹澤は赤面しながら「恥ずかしい！ いつも見守ってくれてありがとう」と椅子から立ちがって笑顔を見せた。

続いて高校生活を描く作品にちなみ、青春時代を回想するトークを展開。芹澤が「青春？ え……」と絶句すると、意外な反応に雨宮は「リアルモナちゃんじゃないの？ こんなにかわいい子、誰も放っておかない！ モナちゃんそのものの青春時代を送っていると思った」と驚きを隠せない。それに対し芹澤が「そうでありたかった！ でも全然……。モテないどころか学校になじめなかった！」と返答すると、雨宮も「実は私も高校時代……ただただ暗い青春でした」と告白。重いトーンの2人に岩崎が「この質問、NGだな！」とツッコむと、客席からは笑いが起きる。しかしそんな岩崎も農業高校出身でクラスに女子が10人しかおらず、その頃からオタク友達とアニソンばかりを聴いていたことを話す。一方学生時代はダンスに熱中していたという矢野。矢野が「ガッチガチの運動部的ダンス部で、高校最後の大会で負けてみんなでガン泣きした」と熱い青春を送っていたことを明かすと、岩崎、芹澤、雨宮は「これが本当の青春じゃん」と口を揃えて盛り上がった。

中盤では、女性陣がキュンキュンするセリフを言い放つ「黒岩メダカのキュンを掴め！胸キュンシーンバトル」や公開生アフレコのコーナーなどをお届け。初公開となる本PVが上映され、同PV内でいろはにほへっと あやふぶみが歌うオープニングテーマ「雨トキメキ恋模様」、白浜美波役を演じる前田佳織里が歌うエンディングテーマ「キュンアピ」が解禁となった。キャスト陣は「かおりん（前田佳織里）の歌、かわいい！」「期待値爆あがり」と口々に感想を語った。

最後に矢野は、「今日は皆さんの胸キュンセリフが聞けて、ドキドキして楽しい時間でした。第1話以降に朋が出てくるので、それも楽しみにしていただきたいです」とアピール。雨宮は「この作品、ずっとキュンキュンしっぱなしです。アフレコ時もニヤニヤが止まらなかったので、皆さんも毎話ニヤニヤしながら楽しんでいただきたいです」と伝える。

芹澤は「今日まで皆さんに観ていただくのが楽しみ半分不安半分でしたが、沢山の拍手や声援をいただき、1話を届けていくぞ！という気持ちになりました」とコメント。岩崎は「昔から本作のようなハーレムもの作品に憧れがあったので夢が叶いました。同時にいろいろなキャラクターに言い寄られて俺は大丈夫か？とも思ったけれど、共演の皆さんがパワフルで自分も負けるわけにはいかないと。アフレコ現場も毎回笑いが絶えなくて、原作をリスペクトしつつアニメならではの楽しさを感じていただきたいです」とメッセージを贈った。