講談社の絵本をショートアニメにしてテレビCMやWeb上で公開する企画・アニエホンが始動。その第1弾として、かんのゆうこ、北見葉胡による絵本「はりねずみのルーチカ」のショートアニメが、本日5月10日に全国のテレビCMで放送、アニエホンのYoutubeチャンネルで配信開始された。
「はりねずみのルーチカ」は、10年以上のロングセラーを誇る絵本シリーズ。ジャムづくりと歌が大好きなはりねずみのルーチカと、フェリエの国の不思議ないきものたちの心温まる物語を描く。今回の「アニエホン『はりねずみのルーチカ』」では、シリーズの中でも特に人気の高い第1作のロングバージョンとショートバージョンで届けられる。
合わせてキービジュアル、キャスト情報、スタッフが公開に。ルーチカ役を
今回の発表に伴い、絵本の作担当・かんの、絵本の絵担当・北見、沼口監督からはコメントが到着。なおアヌシー映画祭の期間中に開催されるヨーロッパ最大のアニメのコンテンツマーケット・MIFAでは、ブースの出展、ステージでのプレゼンテーションなどが行われる予定だ。
「アニエホン『はりねずみのルーチカ』」ディレクターズカット版
かんのゆうこ(原作者)コメント
「はりねずみのルーチカ」を書き始めたのは2011年。震災で悲しみの中にいる人たちの心
に、小さな灯りがともるような物語が書けたら……そんな思いから生まれました。
2013年に第1巻を出版して以来、今日まで書き続けてきましたが、まさかルーチカたちが生き生きと動き出す日がやってくるなんて。あの頃の自分に教えてあげたら、きっと目を丸くして驚いたことでしょう。
完成したアニメ作品は、温かく、美しく、優しさに満ちあふれ、原作の世界を大切にしながら創ってくださったことが伝わってきて、胸がいっぱいになりました。アニメ作品の「はりねずみのルーチカ」も、どうかたくさんの人たちに愛されますように。
北見葉胡(原作者)コメント
この物語を描き始める時、はりねずみのルーチカが暮らす世界はどんなところなのかしらと想像を膨らませました。
少しだけ不思議な森、自分とそっくりな形の籠を持つルーチカ、シャベルを肩掛けしたもぐらのソル、などイメージが次々と広がったことを思い出します。
よもやその子たちが動き出すなんて!感動と感謝の気持ちでいっぱいになりました。温かなナレーションと美しい音楽の中、愛らしい声と仕草でちょこちょこ走り回っている様子は、本当に可愛らしいです。
思いやりに溢れたルーチカの世界をそのままに再現してくださったアニメ作品「はりねずみのルーチカ」。多くの方々に楽しんでいただけましたら幸せです。
沼口雅徳(監督)コメント
「はりねずみのルーチカ」の制作に携われる機会をいただけたこと、とても感謝しております。かんのさんと北見さんの二人で、長年かけて素晴らしく素敵な世界を築いていらっしゃるので、身が引き締まる思いで、映像化をお引き受けしました。
制作にあたっては、原作の持つ温かい空気感を損なわないように気を付けながら、キャラクター達の魅力を最大限に引き出し、生き生きとそこに存在するような表現を目指しました。スタッフ一同の熱心な協力のおかげで、良い作品ができたと思っております。是非ご覧いただき、原作の魅力を新たな形で感じていただければ幸いです。
今回はショートアニメーションとして制作しましたが、このシリーズがさらに発展していくことを心から願っております。
「アニエホン『はりねずみのルーチカ』」
放送情報
全国のテレビCM枠:2024年5月10日(金)放送開始
配信情報
アニエホンのYoutubeチャンネル
スタッフ
制作:ファンワークス
監督:沼口雅徳
キャスト
ルーチカ:
ソル:
ナレーション:ほたかける
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