武井宏之が大分県玖珠町の地方創生プロジェクトに参加、約60Pのマンガを描き下ろし

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武井宏之が、大分県玖珠町の地方創生プロジェクト「Fairy Tale Town KUSU~大分県玖珠町~」に参加。プロジェクトビジュアルを手がけるとともに、約60ページのマンガ「イベンチュア-KURUSHIMA BOOK-」を描き下ろした。

「Fairy Tale Town KUSU~大分県玖珠町~」ビジュアル

「Fairy Tale Town KUSU~大分県玖珠町~」ビジュアル

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大分県玖珠町は、明治から昭和にかけて児童教育家・口演童話家として活躍し、「日本のアンデルセン」と呼ばれた久留島武彦の故郷。その久留島の生誕150年を記念して始動した「Fairy Tale Town KUSU~大分県玖珠町~」では、童話を新たな形で楽しめるような企画がさまざまなサービスを通して展開されていく。

「イベンチュア-KURUSHIMA BOOK-」メインビジュアル

「イベンチュア-KURUSHIMA BOOK-」メインビジュアル[拡大]

武井の描き下ろしマンガ「イベンチュア-KURUSHIMA BOOK-」は、本日4月22日に各種配信サービスで無料公開。夏休み、小学5年生の主人公は、母親が生まれた大分県玖珠町に旅行にやってくる。立ち入り禁止の場所で見つけた本を開くと、自分と同じ顔の何者かが飛び出してきて……。恐怖でその場から逃げ出した主人公の前に、新たにある人物が現れる。

武井宏之コメント

「イベンチュア」

アンデルセンの生まれたデンマークの言葉で「童話」をさします。
ちょっと聞き慣れない言葉ですが、僕はこれを
「イベント+(アドベンチャーとかの)チャー」と解釈しました。

・・・バカっぽくてごめんなさいですが、じっさいどこかでつながってるのでは?と考えるのは
童話がキャラクターによるイベント(=出来事)だからです。

少し気になる登場人物が
少し理不尽な出来事にあう。

子供たちがおそらく最初にふれるであろうこの物語は、
なぜ?どうして?と「自分で考える」きっかけや、
かわいそう、うれしそう、と「他人を思いやる気持ち」を与えてくれる
本当に大切なものです。

まんがでさえ子供たちのものではなくなってしまった今、
かつて子供へ「伝える」ためにほん走した久留島武彦氏に思いを寄せ、
こうして新しいカタチで二人の物語を伝えられることに感謝します。

4.20.2024.
武井宏之

大分県玖珠町長・宿利政和氏コメント

「童話」を通じた情操教育を実践された久留島武彦翁が残されたお言葉=「信じあうこと。助け合うこと。違いを認め合うこと。」は、多様性がクローズアップされている現代を予告した如く、全人類に共通する永遠のテーマと言えます。

久留島武彦翁の生誕150年を記念に製作された「イベンチュア-KURUSHIMA BOOK-」は、全世界に届いてほしい傑作であり、ヒューマニズムを大切にされる武井宏之先生・稲葉孝政氏のご尽力に衷心より感謝とお礼を申し上げます。

大分県 玖珠町長 宿利 政和

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読者の反応

にゃん🍨 @shinyaemew

いい話だった…っ👏👏👏👏 https://t.co/PkFMaPYkg8

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