「日々ロック」の榎屋克優、初期衝動あふれる短編集発売

週刊ヤングジャンプ（集英社）連載の「日々ロック」を代表作に持つ榎屋克優の短編集「ミッドナイト・ウォーク」が、8月18日に太田出版より発売される。

「ミッドナイト・ウォーク」には、「日々ロック」以前に描かれた作品の中から厳選した短編を収録。ヤングジャンプ月例MANGAグランプリで準グランプリを受賞した「サラリーマンの死」や、昨年まで在学していた京都精華大学マンガ学部の卒業制作「ロックンロールを聴かせておくれ」など、初期衝動あふれる短編群が収められた。

「日々ロック」に見られる音楽ものはもちろん、警官や老人、探偵、サラリーマン、モンスターなど、さまざまな主人公たちが紡ぐ青春ストーリー群。花沢健吾やせきやてつじも推薦文を寄せている。

なお発売中のダ・ヴィンチ9月号（メディアファクトリー）では、榎屋初となるインタビューが「非モテマンガ」特集内に掲載。また「日々ロック」第3部は今秋スタートする予定だ。

「ミッドナイト・ウォーク」収録作

「ロックンロールを聴かせておくれ」（2010年京都精華大学マンガ学部卒業制作）
「夜半」（2008年同人誌「SAY」）
「ファンタスティックキラーコンドーム」（2010年同人誌「キッチュ」第2号）
「心探偵」（2008年）
「サラリーマンの死」（2007年ヤングジャンプ増刊漫革Vol.58）
「2人の手はつながったまま」（2007年）