「おお振り展」三橋らの成長を感じる原画がずらり、西浦高校のベンチにも座れる

ひぐちアサ「おおきく振りかぶって」の原画展が、東京・アニメイト池袋本店にて開催されている。

「おおきく振りかぶって原画展」では、原画を中心に作品の世界観を楽しめる展示が行われる。原画は時系列順に並べられ、主人公・三橋廉をはじめとした西浦高校の選手たちの成長を改めて感じられる内容だ。

会場に足を踏み入れると、円陣を組む西浦高校メンバーのパネルが来場者を迎える。入り口の横には、ひぐちアサのメッセージとサインが書かれた原画展のビジュアルも飾られていた。最初のコーナー「西浦高校硬式野球部 メンバー紹介」では表紙のカラーイラストやそれぞれの活躍シーンの原画とともにメンバーが紹介されている。また、西浦高校硬式野球部の軌跡を年表にして書き並べた巨大なパネルも登場した。

続く「原画展示：GW合宿」のコーナーには、物語の冒頭に三橋が1人で投球練習するシーンのカラー原画や、ゴールデンウィークの合宿で行われた三星学園との練習試合の原画が並ぶ。阿部が三橋に「オレがお前をホントのエースにしてやる」と言うシーンをはじめ、阿部が三橋を励ます場面の数々が展示された。

通路を進むと、桐青高校との激戦など埼玉大会の原画がずらりと並ぶ「原画展示：埼玉大会～甲子園」のコーナーへ。桐青高校に対し劇的な勝利を飾る印象的な場面を原画で楽しむことができる。また、美丞大狭山高校との試合の原画が設置された壁には、「オレがエースなんだ」と奮起する三橋が大きくデザインされた。

「原画展示：埼玉大会～甲子園」を抜けると、西浦高校のグラウンドベンチが登場。無造作に置かれたユニフォーム、用意された大量のおにぎり、汚れたボールなどが置かれたベンチが再現されていた。同コーナーではグランドに響く声やバットにボールが当たる音なども聞こえてくる。ベンチには、座って記念撮影ができるスペースも用意された。ベンチの横には三星学園、桐青高校、崎玉高校、武蔵野第一高校のユニフォームも飾られている。

「原画展示：合同合宿～１年目冬」では、4校での合同合宿、秋季県大会、4市大会などを振り返る。甲子園優勝の目標を立てる場面や、武蔵野第一高校との試合で花井梓がホームランを放つシーン、メンタルトレーニングのエピソードなどが原画で堪能できた。続いては最後の原画展示コーナー「集合写真フォトスポット」。西浦高校のメンバーが集合したイラストが壁一面に展示されている。対面の壁には単行本の表紙などが描かれたカラーイラストが並べられていた。

カーテンがかけられた通路を通ると「おおきく振りかぶって ミニシアター」が登場。TVアニメ「おおきく振りかぶって」のオープニング主題歌であるいきものがかりの「青春ライン」にのせ、印象的なセリフやシーンの数々が動きの演出とともに映し出された。最後は「キャラクタースタンディスポット」。西浦高校のメンバーのスタンディが並び、来場者を見送った。展示コーナーを後にすると、メッセージコーナーと購買部に続く。購買部には、マスコットや日めくりカレンダー、西浦高校のボールやタオルなど、多数のアイテムが取り揃えられた。

「おおきく振りかぶって原画展」は、9月4日まで開催される。東京での会期の後、10月6日からは大阪・アニメイト大阪日本橋別館に巡回を行う。