「マッシュル」小林千晃がマネージャーの粋な計らいにひと言「うれしいけどややこしい」

甲本一原作によるTVアニメ「マッシュル-MASHLE-」のジャパンプレミアが、本日3月18日に東京のユナイテッド・シネマ豊洲で開催。マッシュ役の小林千晃、フィン役の川島零士、ランス役の石川界人、ドット役の江口拓也、レモン役の上田麗奈が登壇した。

4月7日から放送される「マッシュル-MASHLE-」は、魔法が当然のものとして使われる世界を舞台に、魔法は使えないが鍛え抜かれた肉体を持つ少年マッシュ・バーンデッドが魔法学校に入学し、トップである“神覚者”を目指すことになるファンタジー。小林らの舞台挨拶は第1話の先行上映前に行われた。キャストへの声援など発声も可能となり、川島は観客とのコール＆レスポンスにチャレンジ。「皆さんこんばんは！」と声を張り上げるも、しゃべりながらマイクを観客側に向けたため声が小さくなってしまい、「君の声が届いていない……！」と小林を絶句させた。

それぞれ自分が演じる役を得た際の感想を問われたキャストたち。オーディションでマッシュ役を勝ち取った小林は、いつもは電話などでオーディションの合否を伝えてくれるマネージャーの、変わった行動に言及する。「別の作品の台本をPDFで用意したから読んでおいてほしいと言われて、開いたんですが1つだけ読み込めないものがあって。真っ白な状態だったので翌日マネージャーに言ったら、『もっと下までスクロールして』と言われたんです。そしたら一番下に、『マッシュル』合格おめでとうって書いてあって。うれしいけどややこしいわ！ でもそれぐらいマネージャーも喜んでくれてたんだなとうれしかったです」と振り返る。小林とは対照的に日常会話の中であっさりと合格を伝えられた川島、ランス役の合格を告げられた後に別作品で不合格になったことを淡々と教えられた石川など、各マネージャーとのエピソードが明かされた。

江口は「（ドット役に決まって）うれしかったですけど、『そうか、あの激しい演技を毎回しないといけないのか……』と（笑）。気合いが入りました。僕の声帯どうなっちゃうの!?と思いますけど、それぐらい挑み甲斐のある役をいただけるのはうれしいです」とコメント。上田はレモン役に決まった際にマネージャーからもらったメールを思い起こし「メールってこんなに字を大きくしたり色を付けたりできるんだ！って思うぐらいかわいくデコられていました（笑）。マネージャーさんも一緒になって喜んでくれたのがうれしかったですし、みんなで作っていけたらいいなってわくわくしました」とほほえんだ。

ここで新たなPVとキャスト、主題歌情報などが次々と解禁に。3月22日から配信される公式Webラジオ「MASH RADIO」にてパーソナリティを務めることとなった小林が「概要をお聞きしているんですが、めちゃめちゃ自由にやっていいということで……アルコールありです！」とジョークを飛ばすと、江口は「毎週行く！」と興奮する。МCから番組内で挑戦したいことを問われると、小林はゆるく自由に展開する番組であると前置きし、「花江（夏樹）さんと、榎木（淳弥）さんを呼んでいろんなことをお話したい」と解答。花江も榎木も「マッシュル-MASHLE-」キャストではないため、石川たちから「自由だな！」とツッコミが飛んだ。

続いて話題はアフレコの思い出話に移る。小林らメインキャストは概ね揃って収録に参加したものの、スケジュールの都合で1人だけ参加できないことが多かった石川は、申し訳なさそうに一歩下がって話を聞こうとしていた。激しい発声の多かった江口について上田は「心配になりました。消耗していくのではなくて、テイクを重ねるたびに激しくなっていくので……」と不安そうな表情に。江口は「これは周りが悪い。僕が挑んでいくと周りも挑んでいくるから、僕も違う演技をしないといけないと焚き付けられるので」と振り返る。江口との“発声合戦”に挑むことが多かったという川島は「先輩に負けじと、僕も命懸けてやらないといけないと思っていたので」と述べた。

1人での収録が多かった石川が「イヤホン越しに聞こえてくるみんなの声に勇気付けられました」とつぶやくと、会場から笑い声が起こる。そんな中でも小林と一緒に収録する機会が何度かあったといい、石川は「マッシュとランスって、どれだけ冷静でいられるか勝負みたいなところがあるんですが、小林くんはずっとブレないんです。でも僕は欲が出て少し感情が出過ぎちゃうことがあって、ずっと『やり過ぎ』って言われていました。たまに一緒に収録したと思ったら、めちゃくちゃディレクション食らってるっていう恥ずかしい感じに……」と苦笑した。

最後に小林は「本当に頭を空っぽにしても楽しめる作品でもあり、すごい作画量なので全力で楽しめる作品でもあります。キャスト陣も仲が良く、すごく豪華な方も出てきてくださってびっくりするぐらいの楽しいアフレコでした。4月からよろしくお願いします！」と挨拶し、イベントを締めくくった。