鳥飼茜「ロマンス暴風域」渡辺大知主演でドラマ化！工藤遥、小野花梨が風俗嬢役で共演

鳥飼茜「ロマンス暴風域」の実写ドラマ化が決定。渡辺大知の主演で、7月5日よりMBS、TBSの「ドラマイズム」枠で放送される。

「ロマンス暴風域」は、私立高校で非正規の美術講師として働くサトミンこと佐藤民生を主人公にした“恋愛弱者のロマンス”。非モテの人生を歩む自分にコンプレックスを抱え、マッチングアプリでの婚活もうまくいかない民生が、ふと入った風俗店で出会った女性・せりかに一目惚れをするところから物語は動き出す。単行本は扶桑社より全2巻で刊行されている。

渡辺は民生役で出演。民生が運命の出会いを感じる風俗嬢・せりか役を工藤遥、“ある出来事”がきっかけで民生と出会う激安ヘルスの風俗嬢・なっちゃん役を小野花梨が演じる。脚本はドラマ「シジュウカラ」の開真理、監督は映画「猿楽町で会いましょう」の児山隆とドラマ「荒ぶる季節の乙女どもよ。」の水波圭太が担当。この発表に合わせて、原作者の鳥飼、キャストの渡辺、工藤、小野からはコメントが届けられた。

鳥飼茜（原作者）コメント

『ロマンス暴風域』ドラマ化、とても嬉しいです。自分で描いておきながら、風俗嬢とアラサー男性の純愛という内容はこの時代においてややセンシティブな物語ではありますが、脚本を最初に読ませていただいて率先してその繊細な部分を多面的に描こうとされていることが伝わり、安心して期待しております。出演者の方々、スタッフの皆様にも同じく、物語をそれぞれ多彩な感じ方で編み上げるように作り上げていただければ幸いです。

渡辺大知（佐藤民生役）コメント

原作を読んで、誰かと共に生きる、とはどういうことなのかを考えさせられました。
独りでいることでは果たせない“何か”がきっとある。だから誰かを求めている。それでなにが変わるかはわからない。ただただその"何か"を追い求めていく。
そうやって孤独を埋めようともがく人々の姿が、生々しく描かれていました。
不安の中をただ漂っているような生活の中で、突然現れた「運命」に主人公はなにを求めるのか。
この作品を通して、自分の中でもその“何か”を掘り下げていきながら、今の生活の中で、心のなんとなくぼんやりとしてる部分にグサっと刺さってくるようなドラマになるよう、少しでも力になれたらと思っております。

工藤遥（せりか役）コメント

挑戦です……！
出演が決まり、武者震いしました。
全身全霊ぶつかっていくだけだと、己を奮い立たせる日々です。
本能と衝動で生きる儚さや純粋無垢と共存している狡猾さなど、とっても魅力的なキャラクターを演じられる機会を頂けた事に感謝致します。ぜひ、お楽しみ下さい。

小野花梨（なっちゃん役）コメント

風俗嬢に恋をしたサトミンを通して色んなことを考えてしまいました。
渡辺さんをはじめ、キャストの皆さんと共に鳥飼茜先生の世界観を映像化出来ることがとても楽しみです。
私の役は原作とは少し違った書き方をされますが、原作のなっちゃんのイメージを無くさないようどこまでできるか、精一杯頑張ります。よろしくお願いいたします！