「ブラック★★ロックシューター」杉田智和演じる声聞いた朝井彩加「ぞっとした」

TVアニメ「ブラック★★ロックシューター DAWN FALL」のステージイベントが、去る3月26日に東京・東京ビッグサイトにて行われた「AnimeJapan 2022」内で開催された。

イベントにはブラックエンプレス（ブラックロックシューター）役の石川由依、デッドマスター役の早見沙織、ストレングス役の潘めぐみ、モニカ役の朝井彩加、OPテーマを担当したZAQ、プロデューサーの篠原宏康、脚本を担当した深見真が登壇。MCは朝井が務めた。疾走感溢れる初公開のOP映像とともに石川、早見、潘、朝井、ZAQ、篠原、深見が入場。はじめにアニメ化に踏み出したきっかけを聞かれた篠原は、自身も「ブラック★ロックシューター」が大好きだと明かしつつ、「2016年に深見さんと一緒にバイオハザードの映画を制作する機会があって。次もまた何かご一緒したいですね、と話していたときに深見さんから持ちかけていただきました」と振り返る。アニメの原作となったhukeの画集を購入するほどファンであると公言する深見は、作品の世界観について「hukeさんの絵のカッコよさをどうすればアニメにできるかというところが一番の肝だったと思います」と作品の根源となる思いを伝えた。

自身が担当するキャラクターについて、ブラックエンプレスを演じる石川は「第1話では記憶喪失のためぼーっとしていることもありますが、戦いになると強い意志をもって戦うカッコよくてかわいい子」だと話す。早見はデッドマスターに対して「エンプレスのことを偏愛しており、情緒が不安定」であるとしながら、「普段はかわいらしく毒っ気もあるキャラクター」だと述べた。ストレングス役の潘は声を演じるうえで「好戦的ではあるもののかなりクレバーな子なので演技のバランスに気をつけました」とアフレコの際の注意点についても言及。朝井が演じる自称腕利きのシステムエンジニア・モニカについて聞かれた深見は、「この脚本を書いているときはゲスなキャラを書きたかった。ゲスでかわいいというのを見事に演じてくださってありがとうございます」と意外な意図を明かしつつ朝井に感謝した。

続いて新キャラクターとそのキャストが発表に。スマイリー役として杉田智和、ルナティック役とし友永朱音、ノリト役として堀籠沙耶、ミヤ役として伊藤あすかの出演が公開された。杉田からはビデオメッセージが到着。あくまで真面目にスマイリーと向き合ったと話す杉田は「スマイリーという役を、その名の通り面白いものとして扱うと違うなと思って。あいつをやばい奴だと笑うような真似だけはしなかった」と述べつつも、「直前まで別のアフレコを録っていた久野美咲さんは『怖い』と言って僕の目を見てくれないんですよ。狙い通りですけどね」と話しキャストと会場の笑いを誘った。朝井も「初めてスマイリーの声を聞いたときにぞっとした」と恐怖感をあらわにした。

話題はOP曲「ASEED」へと移る。作詞・作曲・編曲を担当したZAQは、「曲名は“a seed”をくっつけた造語で、1つの種であり希望の種です」と曲に込めた思いを解説。観客に「どうでした？」と問いかけると、観客たちは大きな拍手で答えた。「私の持てるカッコいいをすべて詰め込みました。なんのために戦うのか、この世界に、人間に対して何ができるのかといった心の葛藤などを叫んでいます」と話すZAQに対して、早見も「カッコいいです」と太鼓判を押した。

その後いくつかのインフォメーションが発表に。「ブラック★★ロックシューター DAWN FALL」とアプリゲーム・プロジェクトセカイとのタイアップ企画や、公式Twitterで4コママンガの連載開始されることが告知された。

最後に各キャストから一言ずつ挨拶が行われる。潘は「まさか2022年のこのタイミングで再アニメ化とのことで、何か意味があるんじゃないかなと思っています。決して遠くない未来を描いているほどリアルなので、今回から触れる人も、昔から好きな人も楽しんでいただけると思います」と語りかけ、深見は「好きなものに愛を込めた分、世に出すときプレッシャーになりました。放送が始まったらぜひとも感想をお願いいたします」と放送への緊張とともに観客へ呼びかけた。登壇者たちは観客席に手を振りながらEDテーマとともに退場し、イベントは終了した。

TVアニメ「ブラック★★ロックシューター DAWN FALL」はイラストレーターのhukeによるオリジナルキャラクター・ブラック★ロックシューターを原作とした作品。労働力の大幅な自動化プロジェクトが失敗したことにより荒廃した地球を舞台に、人類の守護者のうちの1人・エンプレスやその仲間たちが戦いを繰り広げる。TVアニメは4月3日に放送スタート。

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