イベントには坂田銀時役の
“THE FINAL”と銘打たれた同作について、杉田は「15年やってきた集大成が込められている」とコメント。音楽やCGなど脈々と受け継がれてきたスタッフのクリエイティブに言及し、「継ぎ足していった秘伝のタレのように、僕らの芝居もそうなっているとうれしい」と噛みしめるように語る。阪口は「過去のTVシリーズのエンディングが取り入れられていたり、15年続けてきたものがこういう形になるんだな」と感慨深げ。
釘宮は「楽曲とアクションがマッチして展開が高まっていくところが胸にグッときて、ずっと応援してくださっていたみなさんも絶対高まってくれるなと思いました」と話す。高橋はTVシリーズの最後に定春がどうなるのかが気になっていたそうで、「今回映画に出てきているというだけで感無量でした!」と笑顔を見せた。
千葉は「高杉のあまり見たことのないシーンがあって、いち視聴者として観たときにすごくいいシーンがあった」と、今回のキーパーソンの1人である高杉晋助に言及。中井は「新八がゲロを踏むシーンのリアルな効果音にグッとくるものがありました」と笑わせ、鈴村は「沖田はいつも大体悪いときにバズーカを使ってきたけど、今回初めて“正しいバズーカの使い方”をしています!」とアピールした。
石田は「銀時、高杉、桂の1人が反目し合いながらも底のほうで繋がっている、絆のようなものが描かれていて、すごくいい話」としみじみ。しかし「そこは『銀魂』なので、いい話だけで終わらないのは皆さんのご期待の通りです! 心の中で『桂、しつこいよ!』とツッコミながら観ていただきたい」と続けた。また立木は「長谷川は『銀魂』の世界ではボコボコにされているので、それがうれしいです。これからまた何かあるとしたら、ずっとボコボコでお願いします!」と述べる。
宮脇監督は制作現場よりも「むしろ今最大の試練を迎えています!」と緊張を隠せない様子。キャスト陣から口々に「がんばってー!」と声援が送られる中、「大変なことはたくさんありましたが、そのたびに周りの皆さんが助けてくださり、キャストの皆さんも励ましてくださって、ここまでたどり着けて本当によかったと思っています」と感謝を述べた。
ここからはキャスト陣が15年を振り返り、「今だから言える『ごめんなさい』『ありがとう』」というエピソードを披露するコーナーへ。杉田はTVシリーズで「千の風になって」をうろ覚えで歌うシーンを取り上げ、「真面目に歌わなくてごめんなさい。でもあれは台本に『うろ覚えで歌えなくなる』って書いてあったんです! スタッフの皆さんありがとう、ふざけんな!」と叫ぶ。釘宮は「最初は下ネタなんて絶対言いたくなかったのに、どんな汚い言葉も台本にあればさらりとつぶやけるようになった」と言い、自分自身に「ピュアな時代の釘宮さん、ごめんなさい!」と謝罪。立木は「嘘偽りなく、『銀魂』声優メンバーが一番好きで、いつ会っても優しくしてくれて、このメンバーが日本一! 本当にありがとうございました!」と共演者たちに感謝の気持ちを述べた。
この後はシークレットゲストとして、神威を演じる
終盤には原作者・空知からの手紙を釘宮が代読。“THE FINAL”であることを惜しむしんみりとした雰囲気で始まるも、最後は笑い満載の空知らしい文章で締めくくられた。最後に宮脇監督は「この映画が、これから長く皆さんに観られるようになってほしい」とファンにメッセージ。杉田は「アニメはいったんファイナルだけど、作品は残り続けるし、これから未来に向かって進んでいくはず」と語り、イベントは幕を閉じた。
空知英秋の手紙
とうとうこの日が来てしまいましたね。
幾度も終わる終わる詐欺を繰り広げて来たこのアニメも、間もなく本当の終わりの時を迎えます。心の準備はできたでしょうか。
泣いてサヨナラするのも、笑ってサヨナラするのも自由。
みなさんそれぞれの、らしいと思うやり方で、
彼等、彼女等との最後の逢瀬、楽しんでもらえたらと思います。
え?僕ですか?僕は……多分泣いちゃうでしょうね。
心待ちにしつつも、この日が来なければいい、そう思ってもいたから。
……けど涙を拭いて、きっとこう言うと思う。
さらば、シンジ、レイ、アスカ。
さらば、全てのエヴァンゲリオン!
シン・エヴァンゲリオン劇場版1月23日ロードショー!!
みんなぜってー観に行こうな!!
……え?違う?「あんの」じゃなくて、「あほの」ひであきの方の奴?
いやでもどっちのひであきも終わる詐欺やってるけど。
すみません、そっちの方の奴は特に言う事ないです。
多分ひであきのあほの仲間たちが、全部映画にぶち込んでくれているので。
なので僕らは、銀魂は、サヨナラも言わなくていいですよね。
きっとまたいつかどこかで。
ありがとうきびうんこ。
あほのひであき
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