合同取材会には元極道の専業主夫・龍役の
川口はそんな玉木について「まんま原作の龍に見える瞬間が何度もあるんです。料理とか掃除とか家事のテクニックを映すシーンもあるんですけど、そもそも玉木さんが器用なのかな? 完璧な主夫っぷりに『あああ……』と打ちのめされます(笑)」とコメント。志尊は「マンガだと龍というキャラクターを断片的に見ることしかできないですけど、それをいざ玉木さんが演じると本当に愛らしいというか。言葉で表現しにくいんですけど、『この人のことめちゃくちゃ好きだなあ』という気持ちが芽生えるんです。それは玉木さんの人間性もあるし、役者としてのお力もきっとあると思うんですけど、玉木さんの龍じゃないと生まれないものがたくさんあるなと肌で感じています」と賞賛する。その言葉を受け、玉木は「生身の人間を演じる以上、彼のこれまでの人生を想像してつないでいかなきゃいけない。原作だとコメディ要素の強い部分が立っていますが、龍は龍なりにまっすぐ生きている。そんな彼らしさを表現しようと演じています」と述べた。
また玉木が見どころとして挙げたのは「龍と雅の関係性」。「龍にとって雅は、美久よりも一緒にいる時間が長い。ときに厳しく、いや、大いに厳しく接してますが、志尊くんがかなりがんばって体を張ってくれています(笑)。この間も100%の力で遠慮なくビンタさせていただきました」と明かす。それに対し、志尊は「0.5秒くらい気を失いました。人生で一番キレのあるビンタを送られたと思います」と苦笑い。雅は龍を追って奔走したり、愛のムチを受けたり、ドタバタ振り回される役どころだが、志尊は「雅というキャラクターを作ったのは、まぎれもなく
そこから瑠東監督の話題になると、玉木は「そのキャラクターを好きになってもらえるように、ってことをいつも強くおっしゃっている。どんなキャラクターでも作品の一部としてじゃなくて、それぞれがそれぞれの場所で愛らしく見えるように考えてくれるんです」とコメント。志尊は「全部のキャラクターに愛を持って向き合ってくださるから、一緒に物作りをしていて楽しいんです。僕も最初は雅をどういうふうに演じようか悩んで瑠東さんに毎日電話してたんですけど、どこがわからないか付き合ってくださって。でも、1つ言わせてもらうならカットかける前に笑わないでほしい! つられて笑っちゃうから!(笑)」と、感謝しつつもクレームを飛ばした。
最後に川口は「全員のキャラがチャーミングで、すごく笑ったし、あったかくなるし、家族っていいなって思えました。大枠ではコメディなんですけど人間ドラマでもあるので、いろんな感情になっていただければと思います」とアピール。志尊は「第1話を観て思ったのは、それぞれが必死に生きてるんです。周りからの見え方じゃなくて、自分が思うように突っ走って、転ぶときもあれば、後ろに下がっちゃうときもある。それでも前を向いている姿にメッセージが込められてるわけじゃないですけど、『バカだな、こいつら。明日から私たちもがんばろう』って、ごはん食べながらでも気軽に見ていただけたらと思います」と話す。玉木も「日常的なものを描いてるようで、非日常が混ざっている面白さがあります。純粋にこの世界に浸っていただいて、日曜の夜に笑っていただければ」と呼びかけた。
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TVドラマ「極主夫道」
日本テレビ系:2020年10月11日(日)より毎週日曜日22:30~23:25
スタッフ
原作:「極主夫道」(新潮社「くらげバンチ」連載中)
脚本:宇田学ほか
監督:
制作協力:ファインエンターテイメント
制作著作:読売テレビ
キャスト
龍:
美久:
雅:
酒井タツキ:古川雄大
大前ゆかり:玉城ティナ
田中和子:MEGUMI
佐渡島幸平:安井順平
太田佳世:田中道子
向日葵:白鳥玉季
井田昇:中川大輔
岡野純:片岡久迪
遠野誠:水橋研二
三宅亮:本多力
立花ユキ:新津ちせ
大城山國光:橋本じゅん
虎二郎:滝藤賢一
江口雲雀:稲森いずみ
江口菊次郎:竹中直人
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