「ミュウツーの逆襲」松本梨香は開始3秒で涙「首藤さんと運昇さんに見せたかった」
2019年6月30日 16:14
4 コミックナタリー編集部
映画「ミュウツーの逆襲 EVOLUTION」の完成披露試写会が、本日6月30日に東京・TOKYO DOME CITY HALLで開催された。
イベントには湯山邦彦監督、榊原幹典監督、サトシ役の松本梨香、ボイジャー役の小林幸子、ミュウ役の山寺宏一が登壇。湯山監督は「ずっと2Dで作ってきたものが初めてCGになるので、その映像がどういうふうに受け取られるか楽しみ」と述べ、「『ミュウツーの逆襲』は20数年前に作った初めてのポケモン映画。ポケモンのアニメの原点でもあり、核になるような部分でもあります。もう一度そこに立ち返って、より多くの人に観てもらえたらと思い作りました」と語った。CGを担当した榊原監督は「20年前に『ミュウツーの逆襲』を観て、いつかこんな作品を作りたいと思っていました。こんなチャンスをいただけて幸せです」と笑顔。同作をフルCGにするうえで苦労した部分として「サトシの頬についているZマークをどう表現したらいいか。タケシもずっと目をつぶってるし……」と話すと、松本がすかさず「(タケシは)目はつぶってませんよ! 細長いだけです(笑)」とツッコミを入れた。
松本はフルCGになったサトシを観ての感想を「歯並びがすごくいいなあと思いました。あと帽子の素材もリアルに描かれていてびっくりしました」とコメント。また「映像が圧巻で、始まって3秒で涙が出た」と話し、「(脚本の)首藤(剛志)さんと、オーキド博士役の石塚運昇さんに観てほしかったなという気持ちが溢れちゃって……」と思いを述べる。そして「100年、200年と残る作品になっていると自負しています。皆さん、楽しみにしていてください」とメッセージを送った。
小林は「(前にボイジャーを演じたのが)21年前でしょ? 21年前のように聞こえるかなと思って(わざと声を高くして)『ボイジャーです』と言ったら、監督に『今の小林幸子でお願いします』と言われました」とアフレコ時のエピソードを披露。山寺は「ポケモンをきっかけに『おはスタ』という番組の司会をやらせていただいて、人生が大きく変わった」と話し、「『ミュウツーの逆襲』はその直後に公開されたので、世界中で大ヒットして、社会現象になって、観た人がみんな感動して……というのを、ずっと目の当たりにしてきたんです。そんな作品でまたミュウを演じることができて、うれしく思ってます」と感慨深げ。また会場の子供たちの声援に応えて、「おーはー!」の掛け声まで披露した。
ここで、MCの呼び込みで中川翔子とポケモンキッズ2019が登場。小林とともに主題歌「風といっしょに」を披露する。歌を聴いていた松本は「21年前に『映画になるよ!』って聞いて、みんなで『やったー!』と言ってハグし合った、あのときのことを思い出しました。感動しました」と涙をこらえながらトーク。小林が「イベントで歌うと、子供を抱えたお母さんも一緒に歌ってくれたりしてたよね」と振ると、中川も「大人も、少年の頃に戻ったみたいに号泣してくれて。みんな目からハイドロポンプしてました」と同意。中川は司会に歌ってみた感想を問われると「エモエモのエモです。あの頃、子供だった私の大事な思い出が詰まっている曲。この曲が歌い継がれて、広がってつながって、みんなが笑顔になるのが感動です」と感想を口にした。
最後には湯山監督が「今までの積み重ねを凝縮したような作品になりました。ぜひ楽しんでください」と挨拶。イベントを締めくくった。映画「ミュウツーの逆襲 EVOLUTION」は7月12日ロードショー。
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