ねむようこがキャラ原案、「夜明け告げるルーのうた」幻想的なポスターお披露目

ねむようこをキャラクター原案に迎え、「四畳半神話大系」「ピンポン THE ANIMATION」の湯浅政明監督が手がけるアニメ映画「夜明け告げるルーのうた」のポスタービジュアルが公開された。

「本当の気持ちを伝えることの大切さ」という本作のテーマにちなみ、告白の日であるバレンタインデーにお披露目されたポスタービジュアル。幻想的な月明りの下、海面に接した船屋で中学生のカイと、人魚の少女・ルーが出会ったシーンが描かれている。

なお公式サイトでは、ポスタービジュアルの制作過程を定点カメラで映した動画を公開。「AKIRA」「魔女の宅急便」「おおかみこどもの雨と雪」などの背景美術も担当してきた美術監督の大野広司は、自身が描き下ろしたポスタービジュアルについて「夜ですが、暗くなり過ぎないよう、月光でドラマティックな雰囲気になるよう工夫しました」とコメントを寄せている。

5月19日に全国公開される「夜明け告げるルーのうた」。劇場用アニメとしては湯浅監督初となる完全オリジナルストーリーが展開され、漁港の町で鬱屈とした日々を送る下田翔大演じる中学生の少年・カイと、谷花音演じる人魚の少女・ルーの交流が描かれる。

大野広司コメント

湯浅監督の発想には驚かされました。
物語の舞台となる「日無町」は京都、名古屋、倉敷など色んな町のイメージをモザイクのように掛け合わせたと説明されましたが……それを絵にするのは頭の中を柔軟にしないといけないなところがたいへんでした。
今回はリアル感とぶっとんだ発想とのせめぎ合いのような絵で初めての経験でした。
湯浅監督の頭の中はどんな風になっているのでしょう（笑）。
ポスタービジュアルの背景は、人魚のルーと少年カイが初めて会うシーンです。
夜ですが、暗くなり過ぎないよう、月光でドラマティックな雰囲気になるよう工夫しました。 作業風景を撮影されるのは初めての体験でしたがアニメーション作品の背景美術がどのように描かているのか、ぜひ興味を持っていただけるとうれしいです。