綱本将也・
「U-31」は2003年から2004年にかけてモーニング(講談社)にて不定期で連載されたサッカーマンガ。強豪チームにクビを言い渡され、古巣の弱小チーム・ジェム千葉に戻ってきた河野敦彦が、再起をかけて奮闘する姿が描かれている。映画はジェフユナイテッド市原・千葉の全面バックアップを受けて製作された。
ステージに登場した馬場は、「テンションが高まって……」と言いながら短パンにTシャツの裾を入れた独特のハイファッションを披露。自ら「ポケモンに出てくる対戦相手ではありません!」と観客に注意を促して笑いを取った。本作について馬場は「取材でジェフの選手と対談させてもらったり、ここまでいろいろな展開をしてきた。満を持して皆さんに観てもらえる日を迎えることができて、素直にうれしいです」と喜びをあらわにする。
中村は「去年の今頃にサッカーの練習をしていましたよね」と流通経済大学のチームに交ざっての練習を振り返った。これを受けて馬場も「サッカー初心者の僕たち2人を交ぜてもらってね。プルプルしながらまず体幹トレーニングしてましたね。やっぱり基礎が大事なんだな、と」と思い出を語るが、中村はなぜか笑い出し、馬場が「そんなに面白いこと言ってないよ!」とツッコミを入れる一幕も。中村は「その格好見ただけで笑っちゃう(笑)」と話し、仲の良さを見せつけた。
紅白戦など練習風景の撮影は、彼らが実際にプレーしているところで1時間ほどカメラを回していたという。中村は「紅白戦では僕の影が薄すぎて、『ヘイヘイ!』って手を挙げても全然ボールが来ないから悲しかった。うまい人たちがボールを回してて」と告白し笑いを誘う。馬場も「監督が一旦止めて『この2人(馬場と中村)がキーパーソンなので、ボールを回してください!』って言ってくれたんだよね」と撮影中のエピソードを披露。根本はすかさず「シャドウストライカーなんだろうね(笑)」とコメントし、2人から「さすがキャプテン!」と感心された。
最後に馬場が「ジェフユナイテッド市原・千葉さんに協力していただいてこの映画を撮ることができました。僕たちなりにチームに貢献したいし、この映画を観て相乗効果として『ジェフの試合を観に行こうかな』って思っていただけるとうれしいです」と挨拶。さらにジェフユナイテッド市原・千葉のホームスタジアムであるフクダ電子アリーナまでの行き方を「ここ新宿からですと、総武線で千葉まで行っていただき、そこで乗り換えて蘇我という駅まで行けば徒歩で着きますので」と丁寧に説明して爆笑を巻き起こす。そして最後に「フクアリで会いましょう!」と観客に呼びかけ、舞台挨拶を締めくくった。「U-31」は東京・シネマート新宿、大阪・シネマート心斎橋ほかで上映中。
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