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平野良・帆風成海・エレコミ今立、3人で紡ぐ「それから」日替わりゲストも

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文劇喫茶シリーズ 第1弾「それから」ゲネプロより。(撮影:鏡田伸幸)

文劇喫茶シリーズ 第1弾「それから」ゲネプロより。(撮影:鏡田伸幸)

「文劇喫茶シリーズ」の第1弾「それから」が、昨日5月3日に東京・俳優座劇場にて開幕した。

「文劇喫茶シリーズ」は、「極上文學」などを手がけるCLIEの新企画。夏目漱石の小説「それから」をもとにした第1弾では、脚本を田中洋子、演出を□字ックの山田佳奈が担当する。平野良が演じる主人公は、学校を卒業後、仕事をせずに実家からの援助で暮らしている長井代助。自由気ままに生きていた代助だったが、今立進エレキコミック)演じる古い友人の平岡常次郎と、帆風成海演じるその妻・平岡三千代と久々に再会したことで、物語は思わぬ方向へと展開していく……。

昨日行われたゲネプロ後のフォトセッションには、平野、帆風、今立、5月3日公演にゲスト出演した寿里が登壇。平野は「本当に濃密というか、濃厚な時間がずっと流れる演劇だなと思っています」と作品の魅力を語り、帆風は「日替わりゲストの方にも力をお借りして最後まで頑張っていきたいと思います」と意欲を見せる。

本作に挑戦するにあたって、5kgの減量に成功したという今立は「“それからダイエット”を世の中に広めたいと思っております(笑)」とおどけつつ、「演出の山田さんが本当に繊細にしっかり作ってくれています。その空気感をお届けできるのが大変嬉しい」とコメント。そして寿里は「日替わりゲストたちは舞台の空気を一度壊す役柄」と説明し、「僕は初日を頑張って(本日)千秋楽を迎えたいと思います」と意気込みを語った。

公演は5月14日まで。このほか日替わりゲストには、藤原祐規碕理人松本寛也加藤良輔佐藤貴史宮下雄也米原幸佑が出演する。

平野良コメント

今回、三人芝居withゲスト! “with G”で(笑)。本当に濃密というか、濃厚な時間がずっと流れる演劇だなと思っています。その分、いろいろ気をつけなければいけないところや、役者として見落としてしまいがちな細かいところをひとつひとつ積み上げていく繊細な作業が多いんですけども、それだけ伝わるもの、感じてもらえるもの、が多い作品だと思います。今回、全部で9人の日替わりゲストの方に参加していただいて、僕は全員と稽古したんですが、本当に“みんな違ってみんないい”というか、出番は多くないんですが、とても跳ねる、物語の活力になっている部分です。2週間という長丁場なので体調を崩さず最後までいい作品をお届けできたらなと思います。

帆風成海コメント

最初に台本を読んだときは平野さんのセリフが膨大で、今立さんも役柄が多く大変だなと思ったんですが、私も言葉の端々に感情を込めて簡単なセリフでも大切に伝えていけたらと稽古初日から思っていました。劇場に入り、舞台セットの中で照明も付いて、今日改めて感じることもいろいろありました。今日が初日ですが、千秋楽まで毎公演バージョンアップしていけたらなと思っております。日替わりゲストの方にも力をお借りして最後まで頑張っていきたいと思います。

今立進コメント

はじめにこの話をいただいたときはちょっと……安請け合いしたらすごく大変なことになったなと思っていたんです。でも、やるからには一生懸命やろう!と頑張った結果見事5キロ減量することに成功しました! “それからダイエット”を世の中に広めたいと思っております(笑)。作品としては、演出の山田さんが本当に繊細にしっかり作ってくれています。その空気感をお届けできるのが大変嬉しく、また緊張感を持ってこの日を迎えました。2週間ありますのでぜひ多くの方に見ていただきたいと思っております。

寿里コメント

ゲネプロ中、袖から見ていたんですが、とても美しい作品だなと思いました。約100年前に書かれた作品ということで、その時代を生きた人々の空気感が全面に出ていると思います。その中でも、日替わりゲストたちは舞台の空気を一度壊す役柄だったりするので、僕は初日を頑張って(本日)千秋楽を迎えたいと思います。

文劇喫茶シリーズ 第1弾「それから」

2017年5月3日(水・祝)~14日(日)
東京都 俳優座劇場

原作:夏目漱石
脚本:田中洋子
演出:山田佳奈

キャスト

長井代助:平野良
平岡三千代:帆風成海
平岡常次郎:今立進エレキコミック

日替わりゲスト

5月5日(金・祝)・6日(土):藤原祐規
5月7日(日):碕理人
5月9日(火):松本寛也
5月10日(水):加藤良輔
5月11日(木)・12日(金):佐藤貴史
5月13日(土):宮下雄也
5月14日(日):米原幸佑

(c)文劇喫茶ライブラリー

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