明日開幕の「ボクの穴、彼の穴。」、塚田僚一「2人芝居は怖いけど丸裸になります」

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「ボクの穴、彼の穴。」の記者会見が、本日5月20日に都内で行われた。

「ボクの穴、彼の穴。」フォトセッションの様子。左から、渡部秀、ノゾエ征爾。

「ボクの穴、彼の穴。」フォトセッションの様子。左から、渡部秀、ノゾエ征爾。

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「ボクの穴、彼の穴。」より。

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本作は、松尾スズキ初の翻訳絵本「ボクの穴、彼の穴。」を、はえぎわのノゾエ征爾が翻案・舞台化した2人芝居。戦場の塹壕に取り残され、互いへの恐怖と疑心暗鬼にさいなまれる兵士たちの姿を描く。会見には、敵対しあう兵士役を演じる塚田僚一A.B.C-Z)、渡部秀に加えて、脚本・演出を手がけるノゾエが登壇した。

「ボクの穴、彼の穴。」より。

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まず、会見に先がけて作品の一場面が報道陣に公開された。披露されたのは、上長からの指令が届かず、雨が降りしきる塹壕の中で体を洗い始めた2人が、雷鳴に驚き見えない相手に向かって銃を構えるというシーン。怯えながらも「殺されないためには相手を殺すしかない」と決意する、緊迫感に満ちた場面となった。

「ボクの穴、彼の穴。」より。

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上演後に行われた会見では、ノゾエが「戦場が舞台になってはいますが、そこにいるのは現代の若者。普通の人間を描きたかった」と説明。塚田と渡部を温かく見つめながら、「2人ともキラキラしているから、戦場はギャップのある設定。でも彼ら自身に人間味があるので、それを生かした演出をしています」と続けた。その言葉を受けて、塚田は「過去を思い返しながら演技してみて、とおっしゃるのもその一環なんですね」とひと言。渡部も「個々人がもともと持っているものを尊重した演出をしてくださいます」と話し、ノゾエへの信頼感を窺わせた。

初めての2人芝居について感想を問われると、塚田は「明日の本番がどっきりであってほしいくらい、怖い」と即答し、会見場の笑いを誘う。さらに「パルコ劇場はジャニーズの先輩も立たれた歴史ある舞台。重みのある雰囲気にのまれるのではなく、そんな緊張感もすべては戦場につながると思ってがんばります。等身大な表現をしたい。丸裸になります」と宣誓。渡部も「2人芝居は相手と自分だけで世界を作っていかなければいけません。1クールのドラマくらいあるセリフ量の多さですが、役者としての勝負どころ、分岐点になると思って取り組んでいます」と意気込んだ。

「ボクの穴、彼の穴。」は、明日5月21日から28日まで、東京・パルコ劇場にて上演される。

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「ボクの穴、彼の穴。」

2016年5月21日(土)~28日(土)
東京都 パルコ劇場

原作:デビッド・カリ
イラスト:セルジュ・ブロック
訳:松尾スズキ(千倉書房より)
翻案・脚本・演出:ノゾエ征爾
出演:塚田僚一A.B.C-Z)、渡部秀

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読者の反応

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べるもと @nanaedari

渡部さんの舞台写真を見ただけで、そこに相対する塚ちゃんが感じられてもう泣きそう…
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