THE BAWDIESニューアルバム制作の裏側に再び密着

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THE BAWDIESがメジャー2ndアルバム「THERE'S NO TURNING BACK」を4月21日にリリースする。ナタリーではこのアルバムの制作現場に潜入。3月17日掲載分に続き、スタジオレポート第2弾をお届けする。

レコーディングスタジオではリラックスして過ごすことが多かったTHE BAWDIESの4人だが、レコーディングした音源を聴く際には皆、真剣な表情を見せた。

レコーディングスタジオではリラックスして過ごすことが多かったTHE BAWDIESの4人だが、レコーディングした音源を聴く際には皆、真剣な表情を見せた。

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ミキサールームにて。写真上方のモニターには、別室でギターを弾くTAXMANの姿が映し出されている。

ミキサールームにて。写真上方のモニターには、別室でギターを弾くTAXMANの姿が映し出されている。

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TAXMANのレコーディングを別室から見守るMARCY(Dr/写真左)、ROY(中央)、JIM(G/右)。

TAXMANのレコーディングを別室から見守るMARCY(Dr/写真左)、ROY(中央)、JIM(G/右)。

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■都内レコーディングスタジオにて

ナタリースタッフが再びTHE BAWDIESのもとを訪れたのは、前回(2月10日)から約1週間後の2月18日。この日のバンドはレコーディングスタジオを別の場所に移し、ボーカルの録音を中心に、ギターのオーバーダビングなどを行っていた。

この日最初にレコーディングしたのは、キメのリズムが心地良いストレートなアッパーチューン。まずはTAXMAN(G)が12弦アコースティックギターを使い、ミキサールームから離れたブースでレコーディングを開始した。ヘッドフォンを着け、大きなボディのアコギを抱えたTAXMANはときに冗談を交えつつ、コードストロークや細かなフレーズを演奏。何度か通してプレイした後に、メンバーは録音したフレーズをミックスした音源を全員で試聴し、「どのフレーズが必要か」「ここは別の弾き方のほうがいいのでは」「録音したフレーズ、全部混ぜてみるといいかも」などそれぞれ思いついたアイデアを口にした。

みんなの意見を踏まえて、TAXMANは再び新たなフレーズにトライ。この作業を何度か繰り返し、数時間後にようやくこの曲のアコギ録音が終了した。スタジオ内にはメンバーやスタッフによる拍手が鳴り響き、TAXMANはレコーディング進行表の自分のパートを、自らマジックで塗りつぶしていった。

続いては、ソウルフルでポップなミディアムナンバーのレコーディングに移行。TAXMANからROY(Vo,B)にバトンが渡され、レコーディングブースに入ったROYは発声練習を始めた。そして、TAXMANがギターを録音している最中に手直ししていた歌詞を前に、主旋律より1オクターブ上のファルセットパートをレコーディング。一発OKと言えるセクシーな歌声を披露したROYだったが、納得がいかない箇所がいくつかあったらしく、そのまま数テイクを録音し続けた。

OKテイクを録り終えると、今度は主旋律を録音。一度聴いたら忘れられないキャッチーなこの新曲を、ROYは納得がいくまで何度も歌っていった。ミキサールームにいる他のメンバーは録音したROYのボーカルを聴き比べ、「○テイク目の節回しがよかった」「最初のほうが元気よかったかも」などとROYに感想を伝えた。

最終的には主旋律の歌声を二重にするアイデアがメンバーから飛び出し、これを受けてエンジニアが別のミックスを制作。全員で試聴し、無事OKとなった。

この日のレコーディングも、非常にスムーズに進行。ナタリースタッフがスタジオを去った後も、順調に作業が進んでいったという。

このような作業を経て、ニューアルバム「THERE'S NO TURNING BACK」は2月25日に完成。どのような仕上がりになっているのか、この記事や潜入レポート動画をチェックしながら、4月21日のリリース日を楽しみにしていてほしい。

※動画の公開は終了いたしました。

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音楽ナタリー @natalie_mu

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