3B junior、一夜限りのユニットで名曲カバーに挑んだ「春の全力レビュー」

3B juniorが昨日4月1日に東京・EX THEATER ROPPONGIにてワンマンライブ「3B junior 春の全力レビュー 2017 遥かなるアポロンの彼方へ」を行った。

グループ史上最大規模のワンマンライブとなった本公演。ライブは2部構成で展開され、第1部では新曲やカバー曲、第2部では5つのグループ内ユニットのナンバーを中心としたパフォーマンスが繰り広げられた。

メンバーがライブへの意気込みなどを語るオープニング映像の上映後、3B juniorは本公演のテーマソングである新曲「星たちの饗宴（うたげ）～アポロンと共に～」を軽やかに披露。続けて自己紹介ソング「ひとつよろしくどうぞ」とメンバーがペンライトを持って歌う「Stardust Fantasia」で会場を盛り上げていく。序盤のMCでは愛来が「今日は私たちが羽ばたくために必要な挑戦です」と改めて今回のライブに対する意気込みを述べ、播磨怜奈は「また来たいと思ってもらえるような素晴らしいライブにします！」と元気に宣言した。

バラード曲「はじまりのはじまり」とサマーソング「夏花火センチメンタル」が披露されたのち、ライブはこの日限定のユニットによるカバー曲のコーナーへ。鈴木萌花、播磨、澪風はキャンディーズ「春一番」を、雨宮かのん、奥澤レイナ、栗本柚希、森青葉はThe Nolans「I'm In the Mood for Dancing」をカバー。市川優月は1人でフランク・シナトラ「My Way」をシド・ヴィシャスのロック調のバージョンで力強く歌い上げた。さらに年上組のメンバーによる「原色エモーション」、年下組が歌う「想い星」、20人による「Fragile Stars」を連投した彼女たちは、曲中のパントマイムやムーンウォークが印象的な新曲「Invisible Walls」を初披露した。

2回目のカバー曲のコーナーでは、大平ひかる、小田垣陽菜、公野舞華、小島はな、斎藤夏鈴、塚本颯来、中原咲耶、中村優がタンバリンを持ってザ・スパイダース「バン バン バン」を、愛来、葉月智子、華山志歩の3人が坂本九「上を向いて歩こう」を歌唱。その後メンバーはクリスマスソング「ベリメリ・クリスマス」、大江千里が作詞作曲を手がけた新曲「Shangri-La」をパフォーマンスし、「七色のスターダスト」で第1部を終えた。

メンバーのオフショット映像の上映を挟んで第2部が始まると、グループ内ユニット・マジェスティックセブンが「友情のPlanet」、奥澤村がタオルを振り回しながら歌う「HAPPY★LOOPER」で場内の熱気を高める。中原と“ロボじぃじ”による異色のコンビ・さくちゃんとじぃじは「アダムスキーじいさん」を披露し、歌唱後にはコントのようなやり取りで観客の笑いを誘った。続くリーフシトロンは「たんぽぽ」で会場を和やかな空気で包み込み、はちみつロケットはエモーショナルなナンバー「フレンドリーム」でオーディエンスを魅了した。

最後に彼女たちは20人で「勇気のシルエット」を届けたあと、1人ひとりファンに向けて挨拶を述べていく。森は「今日のライブが私がやってきたライブの中で1番楽しかったです」と笑顔で話し、栗本は「3B juniorのみんなだったらなんでもできるんじゃないかなと思ってます。まだまだ私たちは可能性があるので、それを大好きなメンバーとファンの皆さんと叶えていきたいです」と胸中を吐露。グループのリーダーである奥澤は「たくさんの人がここに集まってくれた奇跡をこれからも起こしていきたいです。3B juniorのリーダーをやっていてよかったです」と締めくくった。

主催者発表によると1732人ものファンが集まった今回の公演。8月にはライブの模様を収録したBlu-rayと、この日披露された楽曲をスタジオ録音した“サントラCD”が発売される。また3B juniorは5月5日に東京・山野ホールにて定例公演を行うことが決定している。