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ムドにシック!PAUL×kyo×HYDE!強烈コラボ続々の「JACK IN THE BOX」

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「MAVERICK DC GROUP 35th Anniversary『JACK IN THE BOX 2016』」の様子。

「MAVERICK DC GROUP 35th Anniversary『JACK IN THE BOX 2016』」の様子。

MAVERICK DC GROUPが主催するライブイベント「MAVERICK DC GROUP 35th Anniversary『JACK IN THE BOX 2016』」が、12月27日に東京・日本武道館にて行われた。

同グループの発足35周年を記念し、5年ぶりに復活した「JACK IN THE BOX」。今年もグループに縁の深いアーティストを中心とした豪華ラインナップが武道館に集結した。イベントのトップバッターを務めたのは“謎のバンド”として紹介されていたムドとシックの2組。先にステージに現れたムドのメンバーは逹瑯(Vo / MUCC)、Shinji(G / シド)、明希(B / シド)、SATOち(Dr / MUCC)という顔ぶれで、彼らはシドの「お別れの唄」と「御手紙」を披露する。パワフルなサウンドと逹瑯の妖艶なボーカルでオリジナルとひと味違った世界を届けると、続いてはMUCCの「大嫌い」をアグレッシブにプレイし、会場を沸かせた。

続いて登場したシックのメンバーはもちろんマオ(Vo / シド)、ミヤ(G / MUCC)、YUKKE(B / MUCC)、ゆうや(Dr / シド)の4人。まずはMUCCの「最終列車」を演奏したあと、マオが「次はシドさんの曲を1曲カバーします!(笑)」と紹介して「紫陽花」へ。最後は再びMUCCのナンバー「アゲハ」を演奏し、オーディエンスを魅了した。

次のパートではVALS、CLOWD、ユナイトカメレオという若手4組が続けて登場し、それぞれ個性的なパフォーマンスを繰り広げる。先陣を切ったVALSは「deuce」「シルエット」を、CLOWDは「狼煙」「RUDENESS RESORT」を披露。ユナイトは今年リリースした「ジュピタ」などを熱演する。カメレオのラストナンバー「万歳\(・∀・)/Music!」ではVALS、CLOWD、ユナイトのメンバーもステージに現れ、全員で一体となって客席を盛り上げた。

そしてKenL'Arc-en-Ciel)を中心としたセッションバンド、PARTY ZOO Ken with Naughty stars 20th & 25th Celebrationのステージへと突入する。YUKKE、AKi(B)、将(Vo / A9)、ヒロト(G / A9)、虎(G / A9)、怜(Vo / BAROQUE)、圭(G / BAROQUE)、kazuma(Vo / gibkiy gibkiy gibkiy)、KENZO(Dr)というメンバーを従えたKenは「20年を迎えるバンドがいるらしいんだよね? あと、なんだか25周年を迎えるバンドもいるらしいね!」と、アニバーサリーイヤーを迎えたMUCCとL'Arc-en-Cielについて語り、彼らと共にMUCCの「スイミン」、さらにL'Arc-en-Cielの「虹」「fate」を演奏していく。「スイミン」では逹瑯も飛び入り参加し、Kenと共にアニバーサリーを祝った。

PARTY ZOOのにぎやかな雰囲気から一転して、AKiの単独ステージはストイックなものに。「飛ばしていくぜ、武道館!」と叫んだ彼はダンサブルな「FREAK SHOW」や「FAIRY DUST」をプレイし、堂々たるフロントマンぶりを発揮する。なお、この日、セッションを含めて5ステージをこなした彼は「ちょっと出すぎたと思ってます」と茶目っ気たっぷりに反省していた。

MUCCはいきなりヘビーな新曲「脈拍」を叩き付け、続く「KILLEЯ」でギアをトップに入れるアグレッシブなライブを展開。4人が全身全霊で奏でる力強いアンサンブルに、観客は体を揺らしたり、拳を突き上げたりしながら熱狂する。逹瑯は初回のイベントを振り返りつつ、バンドが2017年に結成20周年を迎えることにも触れ、「のらりくらりとここまで来ました」と笑った。またラストの「TONIGHT」では、Kenが飛び入りする「JACK IN THE BOX」ならではの光景も。彼は美しい旋律で後輩のステージを彩っていた。

大歓声を浴びながら登場したシドは、マオの「いこうか?」という呼びかけでライブを開始する。「Dear Tokyo」や「眩暈」といったライブの定番曲を演奏する一方で、新曲「硝子の瞳」を初披露する場面も。またマオは「骨を埋める覚悟で、馬車馬のようにがんばるんでよろしくお願いします」と所属事務所の35周年に際して決意を明かし、さらには先輩L'Arc-en-CielとMUCCのアニバーサリーを祝うように「ANNIVERSARY」を甘い歌声で熱唱してみせた。

逹瑯の「今日出てるバンドの中で一番大人げないですから」という紹介に続いたのはD'ERLANGER。kyo(Vo)は現れるなり「武道館、騒ごうぜ!」と叫び、「NOIR-D'amour」を皮切りに激しく艶のあるロックチューンを間髪入れずにパフォーマンスする。「Skelton Queen」の演奏が終わると、この日の目玉の1つであるD'ERLANGER feat.HYDEの登場がアナウンスされ、会場の熱気はさらにヒートアップ。kyoに代わる形で現れたHYDEは、D'ERLANGERの代表曲「LA VIE EN ROSE」を歌い上げる。見事な歌いっぷりに観客が感嘆する中kyoが加わり、今度は「CRAZY4YOU」がスタート。kyoとHYDEは視線を交わしながらシャウトを繰り出し、オーディエンスを圧倒した。さらにD'ERLANGERとHYDEがスタンバイする中、今度はPAUL(Vo / 44MAGNUM)、JIMMY(G / 44MAGNUM)が合流。PAULが口火を切る形で「STREET ROCK'N ROLLER」「I JUST CAN'T TAKE ANYMORE」の2曲が届けられ、終盤はPAUL、kyo、HYDEのシャウト合戦になり三者三様の熱い声が会場中に響いた。

その後は、MUCCとAKiを中心にしたライブツアー「MAVERICK DC presents DOUBLE HEADLINE TOUR 2016『M.A.D』」から生まれたM.A.D SUPER ALL STARSの出番に。彼らは後輩バンドを引き連れる形でツアーのテーマ曲「MARBLE」を奏で、ラストアクトへとつなげていく。そしてイベントのラストを飾ったのは出演者総出によるL'Arc-en-Ciel「HONEY」の大セッション。それぞれのバンドのボーカリストはマイクリレーをしながら、イベントのクライマックスを彩っていく。お祭り騒ぎがピークに達したとき、逹瑯が「Happy Anniversary!」と叫び5年ぶりの「JACK IN THE BOX」は幕を閉じた。

MAVERICK DC GROUP 35th Anniversary「JACK IN THE BOX 2016」
2016年12月27日 日本武道館 セットリスト

ムド

01. お別れの唄
02. 御手紙
03. 大嫌い

シック

01. 最終列車
02. 紫陽花
03. アゲハ

VALS

01. deuce
02. シルエット

CLOWD

01. 狼煙
02. RUDENESS RESORT

ユナイト

01. ジュピタ
02. ice
03. small world order

カメレオ

01. 運命開華ディスコ
02. ダメ男
03. 万歳\(・∀・)/Music!

PARTY ZOO Ken with Naughty stars 20th&25th Celebration

01. スイミン
02. 虹
03. fate

AKi

01. FREAK SHOW
02. FAIRY DUST
03. STORY

MUCC

01. 脈拍
02. KILLEЯ
03. CLASSIC
04. 勿忘草
05. ハイデ
06. 蘭鋳
07. TONIGHT

シド

01. コナゴナ
02. Dear Tokyo
03. 硝子の瞳
04. 泣き出した女と虚無感
05. 眩暈
06. one way
07. ANNIVERSARY

D'ERLANGER

01. NOIR-D'amour
02. Love me to DEATH
03. 柘榴
04. LULLABY
05. Skelton Queen

D'ERLANGER feat.HYDE

01. LA VIE EN ROSE
02. CRAZY4YOU

35th MAGNUM

01. STREET ROCK'N ROLLER
02. I JUST CAN'T TAKE ANYMORE

M.A.D SUPER ALL STARS

01. MARBLE

MDC SUPER ALL STARS

01. HONEY

※「CLOWD」のOはストローク符号付きが正式表記。

撮影:今元秀明、西槇太一、緒車寿一

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