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上坂すみれ、白昼の新橋で“ゴツい車”が来るまで同志アジる

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上坂すみれが本日1月11日に東京・ステージファロでライブイベント「革命的ブロードウェイ主義者同盟 新春★公開プロパガンダ in 新橋SL広場」を開催した。

“公開プロパガンダ”の舞台となった「ステージファロ」は、東京・新橋駅日比谷口SL広場内にある場外車券場「ラ・ピスタ新橋」の2階バルコニー。近隣の時計台の13:00を告げる鐘の音が消えると、1月8日にリリースされた上坂の1stアルバム「革命的ブロードウェイ主義者同盟」に収録されるインスト曲「予感」が流れ出し、白のブラウスに黒いコルセット風のベルト、モスグリーンの迷彩柄のティアードスカート姿の彼女がそのバルコニーに登場する。

上坂が敬礼ののち「予感」のリズムにあわせて「ハイ! ハイ!」と、SL広場に集まった1000人のファン、通称“同志”を煽ると、彼らは拳を振り上げ呼応。また彼女の頭上の巨大スクリーンにはイベントの模様を中継するニコニコ生放送の映像が映し出され、その画面も真っ赤な「ハイ! ハイ!」の文字で埋め尽くされる。そして上坂が「ズドラーストヴィチェ(こんにちは)!」とロシア語で挨拶したところからイベントはスタートした。

ロシア語で万歳を意味する「ypa!」をシャウトし、2曲目「革命的ブロードウェイ主義者同盟」を締めくくり「新橋SL広場にお集まりの労働者の皆さん、おはようございます」と挨拶した上坂は、眼下のSL広場を改めて見渡し「私、アジテーターっぽい」とひと言。「ソ連の書記長もこういう高いところから挨拶しているわけですよ」とSL広場だけでなく、左手に見える新橋駅のホームにも「京浜東北線をお待ちの皆さま、こんにちはー」と語りかける。すると電車を待つ人々から手を振り返され、驚きながらも満面の笑みを浮かべていた。「げんし、女子は、たいようだった。」をパフォーマンスしたのちには、晴れた週末の新橋駅前、はす向かいには交番というシチュエーションの中、彼女と“同志”の同盟「革命的ブロードウェイ主義者同盟」のスローガン「生産! 団結! 反抑圧!」を1000人とともに高らかに三唱。巨大スクリーンの中のニコ生中継もこの3つの単語で真っ赤に染まった。

その後「新橋に舞い降りた赤い集団、革ブロー!」とのシャウトとともにデビューシングル「七つの海よりキミの海」を熱唱したところで“公開プロパガンダ”は終了。彼女は「ゴツい車とかが来る前に私たち退散しなければならない」として「厳しい社会情勢、吹き荒れる不況の風、それに負けない“同志”を私は心から応援しています」と“同志諸君”にエールを送りつつ、彼らと「ypa!」を三唱し「解散!」とバルコニーの奥へと姿を消した。

かと思いきや、その直後バルコニーには「違った! 違った!」と恐縮しきりの上坂が。彼女は「あの−、写真撮っていいですか?」と1000人をバックに記念撮影し、改めて「ダ スヴィダーニァ(さようなら)」とイベントを締めくくった。

上坂すみれ「革命的ブロードウェイ主義者同盟 新春★公開プロパガンダ in 新橋SL広場」
2014年1月11日(土)東京・ステージファロ セットリスト

01. 予感
02. 革命的ブロードウェイ主義者同盟
03. げんし、女子は、たいようだった。
04. 七つの海よりキミの海

※特集記事へはこちらから!
ナタリー - [Power Push] 上坂すみれ「革命的ブロードウェイ主義者同盟」インタビュー

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