樹齢2000年の木を取り戻すため旅立つ「オリーブの樹は呼んでいる」予告編解禁

「エル・スール」でヒロインを演じたイシアル・ボジャインの監督作「オリーブの樹は呼んでいる」の公開日が、5月20日に決定。YouTubeにて予告編も公開された。

「オリーブの樹は呼んでいる」は、勝ち気な女性アルマの無謀な旅を描く作品。祖父が大切にしていた樹齢2000年のオリーブの木を父に売られてしまったことから、叔父と同僚を丸め込んだアルマが、木を取り戻すためにスペインからドイツへ向かう。ボジャインの夫であり、「天使の分け前」「わたしは、ダニエル・ブレイク」でケン・ローチとタッグを組んできたポール・ラヴァーティが脚本を手がけた。主演のアンナ・カスティーリョは、この映画でゴヤ賞新人女優賞に輝いた。

本作のストーリーは、スペインやイタリアで樹齢1000年や2000年のオリーブの古木が引き抜かれ、売買されているという事実にもとづいたもの。予告編では実際に樹齢2000年の木を使って撮影された映像を観ることができるが、伐採シーンだけは精巧なレプリカが使用されているという。

「オリーブの樹は呼んでいる」は東京・シネスイッチ銀座ほか全国で順次ロードショー。