ゼノンの新機軸、新聞紙で作った単行本「eco Zenon」

月刊コミックゼノン（徳間書店）が、新たな単行本シリーズ「eco Zenon」を立ち上げた。第1弾「原哲夫クロニクル～傾奇者の系譜～」「北条司クロニクル～抒情詩の軌跡～」の2冊が、本日3月9日から店頭に並んでいる。

「eco Zenon」は、本文用紙に新聞紙を用いることで軽量化を図った単行本。1cm未満の薄さながら、一般的な少年誌の単行本と変わらない200ページ以上のボリュームを収録している。また値段も250円と安価。気軽にマンガを読んでほしいというコンセプトから生まれたシリーズだ。

「原哲夫クロニクル～傾奇者の系譜～」は、月刊コミックゼノンで連載されている「いくさの子 織田三郎信長伝」第1話・2話を単行本第1巻の発売前に先行収録。また「花の慶次 雲のかなたに」「義風堂々!!　直江兼続 前田慶次 月語り」の第1話も掲載しており、原哲夫作品の入門には最適な仕上がり。

「北条司クロニクル～抒情詩の軌跡～」は、「シティーハンター」の最終話、「エンジェル・ハート」「エンジェル・ハート 2ndシーズン」の第1話・2話を収録。また冴羽獠の原型となったキャラクターを紹介するコーナーなど、北条司の作品を読み解く巻末企画も充実している。