イリュージョンのような言葉と映像によって
2017年度のカンヌ国際映画祭に正式応募された本作は、テレビ東京ほかで放送されたドキュメンタリードラマ「山田孝之のカンヌ映画祭」をきっかけにして生まれた作品。ドラマと同じく
山田は「2016年、僕と山下さんは手を取り合い、衝突を重ね、決別し、再び手を取り合い一つの映画を完成させました。この映画には僕の今までの人生とこれからの全てが詰め込まれています」と胸を張る。このほか松江監督と山下監督のコメントも到着した。
※動画は現在非公開です。
山田孝之コメント
2016年、僕と山下さんは手を取り合い、衝突を重ね、決別し、再び手を取り合い一つの映画を完成させました。この映画には僕の今までの人生とこれからの全てが詰め込まれています。それを引き出せたのは山下さんとの関係無しでは成せないことでした。
そして、その全てを見届けてくれた芦田さん。
僕は芦田さんと出会ったことでたくさん失い、たくさん発見することができました。いつか芦田さんのような大人になるため、山田孝之は現実をぶち壊し続けて生きていきます。
松江哲明コメント
山下くんから「山田くんが自分を題材にした映画を撮りたいと言ってるんだけど」と相談され、カメラ目線でこれまでの人生を語る山田孝之を見た時、この映画は彼の脳内にダイブするようなドキュメンタリーにしなければならないと覚悟を決めました。山田くんが目からビームを発しながら訴えてくるからです、「もっと飛べ!」と。僕の勘違い、または洗脳されていただけかもしれませんが、3Dだからこそ効く体感映画が完成してしまったと自負しています。
あの目力に注意してご覧ください。
山下敦弘コメント
山田孝之くんとこの三年間いろいろなことがありました。
「真剣じゃないと芝居が出来ない」から始まり、しまいにはナパーム爆破してからの逃亡……。
山田くんとは二度と映画は作れないんじゃないかと諦めていましたが、この度、芦田愛菜さんのおかげで一本の映画を作ることが出来ました。これは人間、山田孝之と山下敦弘のけじめとしての映画です。
どうか皆さま劇場で見届けてください。
この映画を芦田愛菜さんに捧げます。
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