WOWOW 舞台「幽☆遊☆白書」|舞台ファン&原作ファン注目!千秋楽生中継を楽しむポイントは?

舞台ファン&原作ファン、2つの視点から楽しめる!舞台「幽☆遊☆白書」

「週刊少年ジャンプ」黄金期に連載され、いまだ根強い人気を誇る「幽☆遊☆白書」。冨樫義博の代表作の1つが舞台化されることに加え、2.5次元舞台で活躍する俳優陣がキャスティングされたことで、大きな話題となった。このコーナーでは、舞台ファン&原作ファンそれぞれに向けて、千秋楽生中継を楽しむためのポイントをピックアップしてお届けする。

舞台ファンはここに注目!

最新技術を取り入れた演出

幽助の指先から放たれる霊丸を、プロジェクションマッピングや照明を駆使してパワフルに表現。またオレンジ色に輝くグラフィックポイを用いて桑原の霊剣を具現化する場面も。これらの最新技術を取り入れた演出と、俳優たちの体を張ったアクションが見事に融合し、舞台「幽☆遊☆白書」の世界を作り上げている。

四者四様のアクション

「幽☆遊☆白書」が人々を惹きつけてやまない理由の1つが熱いバトルシーンだ。今回の舞台版でも、崎山と郷本による激しい肉弾戦、鈴木の華麗な鞭さばき、橋本の素早く鋭い殺陣と、それぞれのキャラクターを研究し尽くした四者四様のアクションが披露される。

巧みな脚本構成

本作は、コエンマが昔の映像を見返しながら回想する形で物語が進んでいくが、ここに御笠ノ忠次が得意とする構造的な作劇術が取り入れられている。またバトルシーンやシリアスなシーンのみならず、原作が持つユニークな側面もたっぷり盛り込まれており、ストーリーテラーとして登場するコエンマ役の荒木宏文が、ステージと客席を“笑い”でつなぐ役割を果たしている。

原作ファンはここに注目!

幽助、桑原、蔵馬、飛影のキャラクター再現度

ビジュアル発表の際にもネットを中心に世間を湧かせたこの4人。実際に動く姿を見ても、声や立ち振る舞いなどその期待を裏切らない。蔵馬の薔薇棘鞭刃(ローズ・ウィップ)や飛影の邪眼など、その技を振るう姿にも注目。

オープニングであの楽曲を使用

オープニングを彩るのは、アニメでおなじみの主題歌「微笑みの爆弾」。タイトルロゴが重なり合う映像が、プロジェクションマッピングで再現されている。楽曲に乗せて所狭しと動き回り、必殺技を繰り出す幽助らにも注目。

飛影と蔵馬の出会いのエピソード「TWO SHOTS」

原作の1巻から4巻にあたる部分を舞台化した本作では、霊界探偵編のエピソードに加え、蔵馬と飛影の出会いを描いた外伝「TWO SHOTS」も展開。昨年アニメ化され話題となったこのエピソードを、舞台でも見届けてほしい(参照:アニメ「幽☆遊☆白書」特集 幽助役・佐々木望×阿部記之監督対談)。