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舞台「pet」植田圭輔|俳優と声優、2つの顔で見せる三宅乱丈の世界

三宅乱丈のマンガ「ペット リマスター・エディション」の舞台化およびテレビアニメ化が決定。2018年12月に第1弾「舞台『pet』─壊れた水槽─」が上演され、19年には第2弾「舞台『pet』─虹のある場所─」とアニメ版の放送が予定されている。

舞台版・アニメ版の双方で主人公・ヒロキを演じるのは、ミュージカル版・アニメ版「王室教師ハイネ」で主演を務め、飛躍を遂げた植田圭輔。去る9月、「pet」プロジェクト発表会を終えた植田に、三宅の作品の中でも名作と名高い「ペット」の印象や、舞台とアニメで再び主演を務めることになった心境について話を聞いた。

取材・文 / 興野汐里 撮影 / 金井尭子

「ペット」とは?

三宅乱丈原作による「ペット」は、他者の脳内に潜り込み、記憶を操作することができる特殊能力を持った“ペット”と呼ばれる少年たちの生き様を描くサイキックサスペンス。2003年から「週刊ビッグコミックスピリッツ」(小学館)で連載され、09年には改稿・描き下ろしを加えた全5巻の「ペット リマスター・エディション」がエンターブレイン(現・KADOKAWA)から刊行された。

あらすじ

人の意識に潜り込み、記憶を自在に操る特殊能力を持ったヒロキ、司、悟たちは、“会社”と呼ばれる中国マフィアによって管理される日々を送っていた。要人の記憶の改ざんを生業とする彼らは、ときに人の記憶を破壊して、廃人に追い込む任務を強いられることもあった。ある日、ヒロキが抱いた小さな疑念をきっかけに、彼らの運命の歯車は狂い始めていく──。

用語解説

“イメージ”を持つ記憶操作能力者の蔑称。
ヤマ
人の記憶において、最も幸福な記憶が集まる場所。
タニ
人の記憶において、最もつらい記憶が集まる場所。
イメージ
“ペット”が保有する特殊能力。ヒロキは金魚、司は水、悟はドア、林は風といったように、“ペット”たちが有する“イメージ”はそれぞれ異なっており、彼らはこの“イメージ”を用いて他人の記憶に侵入する。
ヤマ親
記憶操作能力者に“ヤマ”を分け与えた人物のこと。司はヒロキの、林は悟の“ヤマ親”にあたる。
潰し屋
“イメージ”を持たない記憶操作能力者。人格破壊による廃人化のみを行う。

人物紹介

植田圭輔扮するヒロキ。
ヒロキ(舞台版 / アニメ版:植田圭輔)
金魚の“イメージ”を持つ記憶操作能力者で、司の“ペット”。絶えず司のことを一番に考えており、いずれは司と2人で真っ当な暮らしをしたいと思っている。
桑野晃輔扮する司。
(舞台版:桑野晃輔 / アニメ版:谷山紀章)
水の“イメージ”を持つ記憶操作能力者。“会社”内で蔑視されがちな“ペット”でありながら、のし上がりたいという野望を持っている。
谷佳樹扮する悟。
(舞台版:谷佳樹 / アニメ版:小野友樹)
ドアの“イメージ”を持つ記憶操作能力者。林の“ペット”であり、“ヤマ親”である彼のことを慕っているが、もう2年も会えていない。林が不在の間は、“会社”に所属する“潰し屋”桂木と仕事をこなしている。
萩野崇扮する林。
(舞台版:萩野崇 / アニメ版:加瀬康之)
風の“イメージ”を持つ記憶操作能力者。“ヤマ親”の始まりであり、“会社”の一員だが、現在は消息不明。

植田圭輔インタビュー

植田圭輔

俺たちの世代でデカいことをやってやろう!

──テレビアニメ・舞台「pet」プロジェクト発表会、お疲れ様でした(参照:植田圭輔主演「pet」舞台&アニメ版キャスト集結!朗読披露も) 。

「pet」のイントロダクションを1人で読み上げるパートや、原作から重要なシーンを抜粋して朗読する場面などがありましたが、無事に終わってホッとしました。リスペクトしている谷山(紀章)さんと、まさか相方役をやらせていただける機会が来るとは思っていなかったので、そういった緊張もあったかもしれません(編集注:「文豪ストレイドッグス」にて、植田は舞台版で中原中也役を演じ、谷山はアニメ版で同役の声優を務めた)。

──アニメ「pet」で共演される司役の谷山さん、悟役の小野友樹さん、林役の加瀬康之さんとは今回が初顔合わせとのことですが、舞台「pet」では司役の桑野晃輔さんや悟役の谷佳樹さん、林役の萩野崇さんとご一緒されますね。

植田圭輔

谷くんとは同じ作品に日替わりキャストとして出演したことがあって、元々面識があったんです。萩野さんとは以前、一緒に作品を作らせていただいたことがあって。僕は萩野さんのことをとても信頼しているし、萩野さんも僕のことを信頼してくださっているんじゃないかなと思っています。

──舞台「インフェルノ」(2016年)や舞台「文豪ストレイドッグス」(17年)などで共演されてきた桑野さんとは、作中でも特に関係の深いヒロキと司を演じます。

晃ちゃん(桑野)とは「濃い関係性の役を一緒にやれたらいいね」っていう話をよくしていたので、晃ちゃんが司役をやると聞いたときは本当にうれしかったですね。僕、桑野晃輔という役者の、お芝居に対するプロフェッショナルな向き合い方が本当に好きで。「俺たちの世代でデカいことをやってやろう!」って話していたので、この作品ならその夢が実現できるんじゃないかなという予感がしています。

「舞台『pet』─壊れた水槽─」
2018年12月5日(水)~9日(日)
東京都 草月ホール
「舞台『pet』─壊れた水槽─」
スタッフ

原作:三宅乱丈「ペット リマスター・エディション」(ビームコミックス/ KADOKAWA刊)

協力:テレビアニメ「pet」

総合監修:なるせゆうせい

演出・脚本:伊勢直弘

制作:オフィスインベーダー

製作:舞台「pet」製作委員会

キャスト

ヒロキ:植田圭輔

司:桑野晃輔

悟:谷佳樹

林:萩野崇

桂木:君沢ユウキ

ロン:伊勢大貴

ジン:あまりかなり

「舞台『pet』─虹のある場所─」
2019年上演予定
テレビアニメ「pet」
2019年放送予定
テレビアニメ「pet」
スタッフ

原作:三宅乱丈「ペット リマスター・エディション」(ビームコミックス/KADOKAWA刊)

監督:大森貴弘

シリーズ構成:村井さだゆき

キャラクターデザイン:羽山淳一

制作:ジェノスタジオ

製作:ツインエンジン

キャスト

ヒロキ:植田圭輔

司:谷山紀章

悟:小野友樹

林:加瀬康之

植田圭輔(ウエダケイスケ)
1989年大阪府出身。2006年、第19回ジュノン・スーパーボーイ・コンテストのファイナリストに選ばれ、07年のデビュー作「少年陰陽師 歌絵巻」で主演を務めた。以降、現在まで100本を超える舞台作品に出演。主な出演作に、「舞台『弱虫ペダル』」シリーズ、ミュージカル「ヘタリア」シリーズ、「舞台『K』」シリーズ、「おそ松さん on STAGE」、舞台「劇団シャイニング from うたの☆プリンスさまっ♪『天下無敵の忍び道』」「王室教師ハイネ-THE MUSICAL-」、舞台「文豪ストレイドッグス」などがある。近年は歌手、声優としても活動しており、18年には「START LINE ~時の轍~」でメジャーデビューを果たした。10月には主演作、舞台「RE:VOLVER」が上演されるほか、「朗読劇『あっくんとカノジョ』~松尾真砂の日常~」の公演を控える。