神戸文化ホール 開館50周年記念事業「人間讃歌」をプロデューサーが語る、鈴木秀美&小野寺修二からのメッセージ (3/3)

神戸文化ホール開館50周年記念事業 2025年度「人間讃歌」ラインナップ
神戸文化ホール 開館50周年記念ロゴ

唐組 第75回公演「紙芝居の絵の町で」

唐組の過去公演より。

唐組の過去公演より。

2025年4月18日(金)~20日(日)
兵庫県 湊川公園

作:唐十郎
演出:久保井研+唐十郎
出演:久保井研、藤井由紀、福原由加里、加藤野奈、大鶴美仁音、重村大介、升田愛、藤森宗、西間木美希、岩田陽彦、壷阪麻里子、工藤梨子、舟山海斗、岡村慶人、中尾瑠夏、友寄有司、気田睦、影山翔一、長橋遼也

作品紹介

2024年に死去した唐十郎の、紙芝居絵を巡る物語を、2014年以来約11年ぶりに上演。使い捨てコンタクトレンズのセールスマン・牧村真吾が持ち歩いている「紙芝居集成」には“題名不詳・作者・作画不詳”の絵が掲載されており……。なお神戸公演は唐組の春ツアー最初の地となる。

オランダ・日本共同インテグレイテッドダンス公演「UNUM」&「Iungo」

「Iungo」より。(撮影:木村雅章)

「Iungo」より。(撮影:木村雅章)

2025年5月24日(土)・25日(日)
兵庫県 神戸文化ホール 中ホール

演出:Adriaan Luteijn、松岡大
振付:Adriaan Luteijn(UNUM / lungo) / 松岡大(UNUM) / Jiri Kylian(6DANCES)) / Robert Battle(Takademe) / Mauro Bigonzetti(Cantata)
主催:貞松・浜田バレエ団、INTRODANS、LAND FES、オランダ大使館

作品紹介

大阪・関西万博のオランダ王国公式プログラムの1つとして、神戸を代表する貞松・浜田バレエ団とオランダのダンスカンパニー・INTRODANS(イントロダンス)、パフォーミングアーツを通して共生文化の創造を目指す東京が拠点のLAND FESが新作を上演。24日のオムニバス公演では「UNUM」「Iungo」「6 Dances」「Takademe」「Cantata」を上演。25日のアクセシビリティ公演では舞台上に客席を組むステージ・オン・ステージで、「UNUM」「Iungo」を上演。さらに鑑賞サポートが実施される。

神戸文化ホールウェルカムジャンボリー2025

過去の「絵本deクラシック ピノキオの冒険」の様子。

過去の「絵本deクラシック ピノキオの冒険」の様子。

2025年6月21日(土)
兵庫県 神戸文化ホール 大ホール、大ホールロビー、大倉山公園(噴水広場)

作品紹介

子供も大人も楽しめるバリアフリーなプログラムを集めた「ウェルカムジャンボリー」が2025年も開催。「いいむろなおきのカムカムパフォーマンスショー&パントマイムワークショップ」や、0歳から参加できる絵本deクラシック「ピノキオの冒険」、コブホマルシェの開催が予定されている。

ダンス公演 ポスト舞踏派「魔笛」

ダンス公演 ポスト舞踏派「魔笛」より。(photo by bozzo)

ダンス公演 ポスト舞踏派「魔笛」より。(photo by bozzo)

2025年7月5日(土)
兵庫県 神戸文化ホール 中ホール

振付・演出・構成:笠井叡
出演:森山未來、辻󠄀本知彦、猪野なごみ、島地保武、大植真太郎、笠井叡

作品紹介

W.A.モーツァルトの歌劇「魔笛」をモチーフに、笠井叡が振付・構成・演出を手がける本作。日本のダンスシーンの“今”を彩る、多彩なダンサーたちが集結する。

エマニュエル・パユ プロデュース KOBE国際音楽祭2025オープニング・コンサート

エマニュエル・パユ ©Anoush Abrar

エマニュエル・パユ ©Anoush Abrar

2025年7月12日(土)
兵庫県 神戸文化ホール 大ホール

企画:エマニュエル・パユ
指揮:アンドレアス・オッテンザマー
出演:エマニュエル・パユ、石井希衣、竹山愛(フルート)

作品紹介

今年8月から9月にかけて「第11回神戸国際フルートコンクール」が開かれる。それに先駆け、第2回大会第1位であるエマニュエル・パユのプロデュースによるオープニング・コンサートを開催。プログラムはラヴェル「クープランの墓 M.68a より リゴードン」、イベール「フルート協奏曲」、モーツァルト「アンダンテ ハ長調 KV315」「ロンド ハ長調 KV373(フルート版)」「交響曲 第41番 ハ長調『ジュピター』KV551」ほかを予定。

神戸文化ホール&新開地アートひろば連携公演 こどもコブホ2025「めにみえない みみにしたい」

「めにみえない みみにしたい」2023年の上演より。(撮影:細野晋司)

「めにみえない みみにしたい」2023年の上演より。(撮影:細野晋司)

2025年8月2日(土)・3日(日)
兵庫県 新開地アートひろば 2Fホール

作・演出:藤田貴大
音楽:原田郁子
衣装:suzuki takayuki
出演:青柳いづみ、小泉まき、仲宗根葵、成田亜佑美

作品紹介

2018年に彩の国さいたま芸術劇場で初演され、今回が5演目となる、マームとジプシーの藤田貴大による“大人も子どもも楽しめる”作品が神戸に初登場。おんなのこは目に見えない生き物を探しに森の中へ……。音楽やギミックがちりばめられた、五感で楽しむ作品となっている。

関連企画

音楽体験ワークショップ

2025年7月下旬(予定)
兵庫県 神戸文化ホール リハーサル室
講師:森本アリ、柳瀬瑛美 ほか

神戸市混声合唱団 秋の定期演奏会「人間の顔~戦後80年に捧ぐ」

神戸市混声合唱団 ©H.Ozawa

神戸市混声合唱団 ©H.Ozawa

2025年9月14日(日)
兵庫県 神戸文化ホール 大ホール

指揮:佐藤正浩
合唱:神戸市混声合唱団

作品紹介

20世紀フランスの作曲家・ピアニストであるフランシス・プーランクの大作「人間の顔」を、戦後80年の今年、神戸市混声合唱団が佐藤正浩の指揮で上演。プログラムはシェーンベルク「地には平和を」、プーランク「フランスの歌」、リゲティ「ルクス・エテルナ」。プーランク「世俗カンタータ『人間の顔』」を予定。

バレエカンパニーウエストジャパン

バレエカンパニーウエストジャパンの過去の公演より。

バレエカンパニーウエストジャパンの過去の公演より。

2025年11月9日(日)
兵庫県 神戸文化ホール 中ホール

作品紹介

バレエカンパニーウエストジャパンは、神戸出身で国内外で活躍するバレエダンサー・振付家の瀬島五月が代表を務め、関西で舞踊活動をしているダンサーで結成されたバレエカンパニー。演目は瀬島振付の「ベートーヴェン交響曲第5番~運命」改訂再演ほかを予定。

ベートーヴェン・ダブルビル「ミサ・ソレムニス」「第九」

左から鈴木秀美、中江早希、布施奈緒子、櫻田亮、氷見健一郎。

左から鈴木秀美、中江早希、布施奈緒子、櫻田亮、氷見健一郎。

2025年11月15日(土)・16日(日)
兵庫県 神戸文化ホール 大ホール

指揮:鈴木秀美
ソリスト:中江早希(ソプラノ)、布施奈緒子(アルト)、櫻田亮(テノール)、氷見健一郎(バス)
管弦楽:神戸市室内管弦楽団
合唱:神戸市混声合唱団

作品紹介

神戸市室内管弦楽団の音楽監督・鈴木秀美が指揮を務めベートーヴェンの大曲「ミサ・ソレムニス」(15日)と「第九」(16日)を2日連続で演奏。作曲時期が近い2曲を聴き比べることで、ベートーヴェンの新たな魅力に触れることができる、またとないチャンスだ。

「Re LIVE THEATER in KOBE~時を越える舞台映像の世界~」

イキウメ「奇ッ怪 小泉八雲から聞いた話」メインビジュアル

イキウメ「奇ッ怪 小泉八雲から聞いた話」メインビジュアル

2025年11月29日(土)
兵庫県 神戸文化ホール 中ホール

作品紹介

「舞台映像上映 Reライブシアター(EPADが進めている舞台芸術作品の上映事業)」では、高画質で定点収録された舞台映像を劇場の大スクリーンに投影し、観客に新たな鑑賞体験を提供している。今回は、2024年に東京芸術劇場 シアターイーストで上演され、演出の前川知大が第32回読売演劇大賞最優秀演出家賞を受賞したイキウメ「奇ッ怪 小泉八雲から聞いた話」を上映する。過去の話題作を没入感ある環境で楽しむことができる貴重な機会だ。

貞松・浜田バレエ団「くるみ割り人形」お菓子の国ver.・お伽の国ver.

貞松・浜田バレエ団「くるみ割り人形 お伽の国ver.」より。(撮影:古都栄二 / テス大阪)

貞松・浜田バレエ団「くるみ割り人形 お伽の国ver.」より。(撮影:古都栄二 / テス大阪)

2025年12月20日(土)・21日(日)
兵庫県 神戸文化ホール 大ホール

原作:E.T.A.ホフマン / A.デュマ.ペール
原振付:M.プティパ / L.イワーノフ
作曲:P. I.チャイコフスキー
演出:浜田蓉子
振付:貞松正一郎、長尾良子 ほか
出演:貞松・浜田バレエ団

作品紹介

クリスマスの定番「くるみ割り人形」を、神戸を代表する貞松・浜田バレエ団が2025年も上演。お菓子の国ver.(21日)では可愛らしく華やかな王国へ、お伽の国ver.(20日)では美しく幻想的な王国へ、クララと一緒に出かけよう。

神戸文化ホールプロデュース「流々転々 KOBE1942-1946」

左から鈴木浩介、美弥るりか、小野寺修二。

左から鈴木浩介、美弥るりか、小野寺修二。

2026年2月14日(土)・15日(日)
兵庫県 神戸文化ホール 中ホール

原作:西東三鬼「神戸・続神戸」(新潮文庫刊)
上演台本:山口茜
演出:小野寺修二
出演:鈴木浩介、美弥るりか ほか

作品紹介

訳あって東京を逃れ、一時期神戸に暮らした俳人・西東三鬼が記した短編集「神戸・続神戸」を原作に、サファリ・P / トリコ・Aの山口茜が上演台本を手がけ、カンパニーデラシネラの小野寺修二が演出を担う本作。第二次世界大戦下、神戸のホテルに集う風変わりな人たちが織りなす鮮烈な人間ドラマ。出演者には鈴木浩介、美弥るりからが名を連ねている。