ジャニー喜多川&滝沢秀明への感謝を胸に、Snow Manが挑む「滝沢歌舞伎ZERO FINAL」
2023年4月8日 4:00
18 ステージナタリー編集部
「滝沢歌舞伎ZERO FINAL」が本日4月8日に東京・新橋演舞場で開幕する。これに先駆け、昨日7日にゲネプロと初日前会見が行われた。
「滝沢歌舞伎」は、2006年に誕生した「滝沢演舞城」から派生した“和のスーパーエンタテインメント”。2019年からはSnow Manが主演、滝沢秀明が演出する「滝沢歌舞伎ZERO」が上演され、集大成となる今回の「滝沢歌舞伎ZERO FINAL」では、Snow Manが主演・演出を担う。
初日前会見にはSnow Manの9人が出席。岩本照はゲネプロを終えた感想について、「高揚感と寂しさが入り混じっています。自分たちがやらせてもらっていた演目と、滝沢くんがやっていた演目に挑戦させていただいているので、メンバーそれぞれ難しかった点や面白いと感じている点があるんじゃないのかな」と感慨深げに語る。深澤辰哉はとあるシーンに言及し、「個人的にそのシーンを入れるつもりはなかったんですけど、メンバーたちが『入れたほうが良いよ!』と言ってくれて。それがすごくありがたかったです」とはにかんだ。
佐久間大介はオープニングで歌唱する「春の踊り」「いにしえ」が印象に残っていると話し、「滝沢くんが出演していたときに披露されていた場面なので、みんなで相談して『絶対にやりたい!』ということになりました」と制作秘話を明かす。続く渡辺翔太は、同シーンの演出に関する盛大なネタバレをしてしまい、「やっぱりカットでお願いします!(笑)」と大あわて。具体的な内容は明かせないが、オープニングではメンバーの手の動きと照明に注目してみてほしい。
向井康二は「五右衛門ZERO」で宮舘涼太とシンメトリーな役どころを演じることについて触れ、「歌舞伎に出演した経験がある舘さんと、歌舞伎の演目で共演するのはすごく緊張するんですよ。だから負けないように腹布団を多めに入れて大きく見せています!」という微笑ましいエピソードを披露。阿部亮平は「今回は、歴代の『滝沢歌舞伎』で上演されてきた演目をオムニバス形式でぎゅっと詰め込んでいるんです。自分たちがバックについていた頃の演目もあるので、すごく感慨深いですね」と見どころを解説した。
目黒蓮は「みんなにも言ったことがなかったんだけど、特別な思いになる瞬間があって……」と切り出し、「Snow Manに入る前、『いにしえ』のイントロをジャニーズJr.バージョンの振付で踊っていたんです。でも今はSnow Manバージョンの振付で踊れている。憧れだったあのダンスをすることができて本当にうれしい」と言葉に力を込めた。
岩本が注目ポイントに挙げたのは、自身最多の8枚に挑戦した「変面」のシーン。「今回はメンバーカラーをモチーフにした8枚の面を使っているんです。また、滝沢くんが最後に出演した2018年公演の曲を使わせていただいているので、懐かしいと感じていただけるのでは」とファンに向けてアピールする。深澤は9トンの水を使用した「Memories」の場面を挙げ、「ここは『滝沢歌舞伎』を語るうえで必要不可欠なシーン。僕たちにしかできないパフォーマンスをお見せできれば」とコメントした。
ラウールは「昔は薄くて細い身体で“腹筋太鼓”を叩いていたのですが、年々身体に厚みが出てきました。皆さんに成長を感じてもらえたらうれしいです」とニコリ。宮舘は「今回は特に『仇討ち』での階段落ちにこだわりました。阿部と深澤を見て、刀を見て、そのあと気合いを入れて飛び込むんです。ぜひそこに注目してもらえたら」と観客に呼びかけた。
報道陣から「滝沢歌舞伎」の礎を築いた滝沢への思いを問われると、メンバーたちは「僕たちが一生懸命演じることで感謝を伝えたい(阿部)」「いつも通りダメ出しをしてほしい(渡辺)」「公演を観に来て、Twitterに感想を書いてほしい(ラウール)」と口々に述べる。岩本は「『滝沢歌舞伎』は(本作のエターナルプロデューサーである)ジャニー(喜多川)さんも大好きだった舞台の1つ。ジャニーさんと滝沢くんがいてくれたから今がある。1公演1公演、感謝の気持ちを持って演じたいです。ジャニーさんもたぶん観に来てくれると思うので……」と天を指差した。
「滝沢歌舞伎ZERO FINAL」は4月30日まで。なお19日から30日までの公演は全国の映画館で生中継される。
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深い。
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