IE-イエ-が小学校で「流動する“かつて”」上演、俳優が小学生だった頃を追憶

演劇ユニット IE-イエ-「流動する“かつて”」が、11月3日、10日、17日に東京・杉並区立桃井第四小学校 東昇降口で上演される。

IE-イエ-は、武蔵野美術大学出身のメンバーにより2018年に結成された演劇ユニット。第2回公演となる今作では、俳優が小学生だった頃を追憶し、時間軸をさかのぼりながら断片的な記憶について独白。なお本公演は中学生以下の観劇が無料となっている。

また本作は、11月3日から23日まで開催される国際野外アート展「トロールの森2019」のプラグラムにラインナップされている。

三井朝日コメント

生きていることは現象の一部なんだよな、とふと立ち返ることがあります。そして同じく、死んでいることも現象の一部なんだろうな、と思い描いてみたりもします。

本公演の稽古中、幾たびも「現象としてみえてほしい」とメンバーに話しました。「現象としてみえる」とは、舞台上の要素や舞台を取り巻く土地や空間の意味など、さらにはそこから連想される様々な事柄が、生々し過ぎず、よそよそし過ぎず、「フラットな事実」として紛れもなくただ存在している状態だと思います。そういう空間を目指しました。