本日10月4日、
「エッセイとは何か」もわからないまま続けてきた連載がついに書籍化。盛山は「完走した感じ。やりきったなと」と達成感を明かし、「連載中つらかったこともあった。『今月どうしよう』と1週間、10日くらいかけて考えたりもした」と書くことが見つからず投げ出したくなるときもあったと告白する。そんな苦労があったからこそ、「長年やっていたものが形になったのが初めてなので、うれしいです」と充実の表情。エッセイに取り組むつらさ、書き上げたときの快感、どちらも感じ、「最終回の原稿を書き終わって何カ月か経ったら、めちゃくちゃエッセイ書きたくなった。病みつきになる。つらいのわかってるのにやりたくなるのがサウナみたいな感じ。連載がサウナで、書籍化が水風呂、外気浴って感じです」とその感覚を説明する。
「今でもエッセイとコラムとブログの違いがわかってない」という盛山。手探りで始まった連載のため、「目を覆いたくなる。NSC在学中のネタ映像を観ているみたいな感覚」と読み返すと恥ずかしく思う部分も。「一人称、初回のほうは“私”、後半は“俺”になってます。最初は硬い文章のほうがいいんかなと思ってた(笑)」と文体に変化があると同時に、「今はまったく思ってないことも書いてます。こんなに人の考え方って変わるんやと。心境が変化していく感じは面白いなと思います」と自分の思考の変化も記録されているのが見どころの1つだとアピールした。
5年間の連載で得たのは、視点の広がり。「芸人がエピソードトークのために面白いこと起きたらメモするのとはまた別の考えでメモするようになりました。細かいことをしたためるようになった。見返したときにほぼ使えないんですけど(笑)。『見取り図じゃん』(テレビ朝日)の『大きい声では言えないけど、小さい声なら言える会』の企画に似ている感じもあります。自分だけが思っていることを、エッセイなら言ってもいいかと思える」と今までとは別の表現方法を手に入れた様子。「エッセイはまたやらせていただきたい。本当にちょっとだけ要領は掴みました。どこで改行すればいいかはわかったので(笑)」とエッセイの執筆継続に意欲を見せていた。
盛山の独特な言語センスに注目した幻冬舎の編集者からオファーを受けて連載開始されたこのエッセイは、盛山が日々感じているちょっとしたイライラや物申したいことを“しばきたいこと”として綴るもの。連載開始時は大阪の劇場番長として若手芸人の中心的存在だったが、この約5年の間に東京進出を果たし、冠番組を持ったり、ドラマでは憧れの反町隆史と共演したりと活躍の場を広げてきた。順風満帆に見えるその裏ではどんなことを考えていたのか、このエッセイで知ることができる。撮り下ろしグラビア8ページには多摩川を訪れた盛山が川辺でサッカーをする様子、敬愛するブラックマヨネーズ吉田のエッセイを読む様子などが収められ、カバー写真はあえてレタッチせず「今の盛山晋太郎」をストレートに表現。また、当時を振り返って今の盛山が感じたことを記した「いまがき」も収録されている。
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