ギルガメッシュ13連戦終了「あと20日間行ける！」

ギルガメッシュが東京・WWWで13日連続で開催したライブシリーズ「東京Sadistic～ぶっとおし13days～」の最終公演が、3月10日に行われた。

各公演ごとに異なるコンセプトが設けられ、さまざまな趣向でファンを楽しませた「東京Sadistic～ぶっとおし13days～」。これまでにリリースしたアルバムそれぞれをクローズアップした公演や、ゲストアーティストを招いてのツーマンライブ、個性豊かなバンドマンたちとのセッションバンド合戦が繰り広げられた「“バンドやろう”day」、メンバーの強烈なコスプレ姿が話題を呼んだ「“ライブハウスをアキバにしよう”day」など、13日にわたって多種多彩なステージが展開された。

最終日のタイトルは「東京Sadistic day」。13日間の熱戦の舞台となったステージにメンバー4人が姿を現し、最初に演奏された曲は「お前に捧げる醜い声」。左迅（Vo）の煽りにオーディエンスは激しいヘッドバンギングで応え、1曲目からすさまじい熱気が充満する。その後も「アングリージュース」「CRAZY-FLAG」と、エネルギッシュなナンバーを連発。弐（G）は「今日でファイナルだぞ！ 全力でバカになって楽しんでください！」と叫び、会場をさらに盛り上げた。

左迅はこの日のセットリストについて「13日で最もサディスティックでマゾヒストな（笑）、一番イケイケなセットリストを持ってきたので。ぶっ倒れるまで暴れるぜ！」と宣言。中盤でも「MISSION CODE」「GOKU」「stupid」とハイテンションな楽曲を次々と繰り出す。「DEAD WORLD」ではЯyo（Dr）と愁（B）が鳴らす強力なリズムに乗せて会場が揺れる。さらに「亡者ノ行進」では弐のヘビーなギターサウンドと左迅のボーカルに導かれ、場内の盛り上がりはピークに。曲が終わった後、放心状態で静まり返るフロアに、左迅は「静まり返りすぎじゃね？（笑）」と驚いていた。

終盤戦に差し掛かる前、左迅は「今日はお客さんにもサディスティック、メンバーにもサディスティックで（笑）」と、激しすぎるこの日のセットリストを振り返る。そして「ファイナルということで、ギルガメッシュにとって始まりの曲を歌いたいと思います」と、「開戦宣言」を披露する。きれいに揃った振り付けで会場の一体感が高まると、続いて「去年の『JACK IN THE BOX』でやった新曲をやりたいと思います」と、新曲が演奏される。ダンサブルなビートとメロディアスなボーカルで華やかな空気を演出した後も勢いは止まらず、最後は「evolution」の攻撃的なパフォーマンスで締めくくられた。

アンコールではメンバー全員が13日間を振り返って挨拶する。Яyoは「楽しかったね、ていうか足りないわ。リアルにあと20日行ける！ 今度は31daysやろう！」と余裕を見せ、弐は「長いようで短かったですね。全公演楽しかったけど、個人的に楽しかったのはアキバdayかな（笑）」と語った。リーダーの愁は「これからもみんなをピリオドの向こうへ連れていって（笑）、大輪の花を咲かせたいと思います！」と宣言。オーディエンスから大きな拍手を浴びた。

ここで左迅は「今日で終わりですが、終わりがあれば始まりがあるということで」と、7月からのワンマンツアー開催を発表し、再びファンを喜ばせる。最後に披露されたのは「Break Down」。最初から最後まで攻めの姿勢を崩さない強力な内容で、13日間の熱戦のラストを飾った。

2012年3月10日 東京・WWW
東京Sadistic～ぶっとおし13days～ 東京Sadistic day セットリスト

01. お前に捧げる醜い声
02. アングリージュース
03. CRAZY-FLAG
04. DIRTY STORY
05. 新曲
06. MISSION CODE
07. GOKU
08. stupid
09. DEAD WORLD
10. 亡者ノ行進
11. 開戦宣言
12. 新曲
13. bit crash
14. smash!!
15. Never ending story
16. evolution
＜ENCORE＞
17. Break Down