増田貴久の構想が実現したセット、私物100点のコラージュ衣装も
今回のライブでは多彩な演出やセット、衣装を通じ「変身」の世界を表現。ライブのオープニングでは、まっさらなステージがバルーン装飾によってゴージャスな城に変貌してファンを驚かせる。この演出はメンバーの増田貴久が長年温めていた構想とのこと。同じく増田が手がけた衣装もライブのブロックごとにさまざまなパターンが披露される。3人の出で立ちにひときわ大きな歓声が上がったのは、「変身」の収録曲「ごめんあそばせ」。女性口調で歌われるこの曲では3人が花魁風の豪壮な衣装で登場し、煙管や手鏡、和傘といった小道具を手に妖艶なパフォーマンスを展開した。
ライブ後半では増田の私物を100点以上コラージュしたという独創的なコスチュームで3人が登場し、NEWSのこれまでの歩みを振り返るようなエモーショナルな楽曲の数々を熱唱。このパートではセンターステージに高さ約13mの巨大な樹が出現し、各曲の壮大な世界を表現した。
4年ぶりのジュニアを加えたパフォーマンス
今回のツアーには渡辺惟良、上原剣心、高橋奏琉、小山十輝、小久保向一朗、岡橋亮汰と6人のジュニアがバックダンサーとして参加している。NEWSのライブにジュニアが参加するのは2021年開催のツアー「STORY」以来約4年ぶり。6人は若さあふれるパフォーマンスで、生バンドの演奏とともにNEWSのステージに彩りを添えた。
ジュニアやバンドメンバーに支えられ、NEWSの3人は「変身」の世界を余すことなく見せつける。小山慶一郎の「CHOIYAMA」、増田貴久の「TM」、加藤シゲアキの「Cocoon」と、それぞれのソロ曲ももちろん披露。三者三様の世界観を繰り広げてファンを感嘆させた。セットリストは「変身」の楽曲にとどまらず、過去のヒットシングルやレアなアルバム曲も取り入れて会場を盛り上げた。
デビュー22年でもアピール欠かさず「使ってください!」
コンセプチュアルな演出とセットリストで観客を圧倒する一方、MCでは飾らないトークで笑いを巻き起こす。今年デビュー22周年を迎えたことに話が及ぶと、増田は「デビューしたときからこんなに変わって続けてるグループは日本で史上初めてだと思うよ(笑)」と、アルバムやツアーのテーマを引用しつつ紆余曲折の道のりを振り返る。20周年の2023年には東京・東京ドームで全シングルを披露するアニバーサリーライブを行ったNEWS。25周年のライブに向け、小山が「全シングルやろうよ!」と持ちかけると、加藤がすかさず「やめとこうよ……あのときでギリよ、終わったあと出がらしだった(笑)」と却下して客席の笑いを誘った。
“周年”の話題から過去に毎年行われてきた事務所恒例のカウントダウンライブについて、そして先輩や後輩との関係性についても話し始めた3人。増田は自分とキャラクターがかぶっている後輩を「(Hey! Say!)JUMPの山田(涼介)とか、(Snow Manの)目黒(蓮)とか。キャラ被りがひどくてねえ」と涼し気な表情で挙げる。凍りつく小山、爆笑する客席に目をやって沈む増田を加藤は「大丈夫だよ!」、小山は「一番悪いのは笑い出す皆さんですよ(笑)。まっすーは唯一無二の存在ですよ、ほかにいないじゃない」とフォローした。
この日は収録用のカメラが多数入っているとのことで、小山はその理由を「お察しください」と説明してニヤリと笑う。しかしテレビ各局の取材用カメラも集まっていると気付いた3人は、ステージ上で民放各局の情報番組の決めポーズを次々と披露。「使ってください!」「お願いします!」とデビュー22年のベテランらしからぬガッツを見せ、ファンを爆笑に導いた。
今回のツアーは10月22日に福岡・マリンメッセ福岡A館でファイナルを迎える。なお東京・東京ジョイポリスではファイナル直前の10月19日まで、NEWSとのコラボイベント「NEWS TOYBOX in JOYPOLIS」を展開中。ツアー終了後の11月16日には千葉・幕張メッセ国際展示場で行われる「サントリー オールフリー presents 氣志團万博2025 ~関東爆音パビリオン~ powered by Epson」への出演も決定している。
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