夏のような暑さでも“Snow World”
東京都心の気温は午前中から30度近くまで上がり、4月にもかかわらず夏日に。Snow Manの大舞台にふさわしく、絶好の晴天に恵まれた。公演タイトルの「Snow World」を表現するようにマイク、ステージもすべて真っ白。銀世界のようなメインステージにサングラス姿の岩本照、深澤辰哉、ラウール、渡辺翔太、向井康二、阿部亮平、目黒蓮、宮舘涼太、佐久間大介が登場すると、約7万人の歓声が地鳴りのように響きわたる。心臓を揺さぶるようなビートのダンスチューン「Crazy F-R-E-S-H Beat」ではサビ前にサングラスを投げ、岩本が振付を手がけたダンスをめくるめくフォーメーションで披露。軽やかなギターサウンドで始まるロックチューン「ブラザービート」でも、グループの武器である息の合ったダンスと弾ける笑顔でファンの視線をさらった。
ソロ曲を初パフォーマンス
スタジアムライブでは、9人それぞれがソロ曲を初披露していく。岩本は夜景のビジュアルをバックに、イスやシルクハットを使いながらR&Bナンバー「7%」を艷やかにパフォーマンス。深澤のハツラツとした歌声が印象的な「iro iro」では、虹や星が描かれたボード、「イケメン☆たつや」と書かれたパネル、そしてカラフルな傘が彩りを加える。スモークに包まれながら現れたのはラウール。英詞の「Induction」で地を這うような低音ボイスとパワーみなぎるダンスで観客を惹き付けた。
渡辺はソファに腰かけながら、ご機嫌なサウンドのソロ曲「オトノナルホウヘ」を歌唱。カメラが趣味の向井は「ファインダー」で美しいファルセットを交えながら切ないムードを演出する。阿部はピアノが印象的に響いた「いっそ、嫌いになれたら。」で情感豊かな歌声を披露し、トロッコに乗った目黒はアリーナ席の間を縫うように移動しながら「朝の時間」に乗せて温かなエールを届けた。
宮舘がバラの花束にキスして、昭和歌謡を彷彿とさせる「I・だって止まらない」を歌い始めると、エレガントな魅力が炸裂。音が止むのを合図に、国立競技場をじっくり見回しながら十分な間を置いて「だって君が好きなんだもん」と7万人に甘いセリフを放った。佐久間のソロ曲「守りたい、その笑顔」は観客とのコール&レスポンスで大盛り上がり。ピンクのペンライトを手に得意のヲタ芸を全力で披露した。
マーチングバンドとのコラボ
ステージがいっそう華やいだのは、Snow Manとマーチングバンド総勢70人とのコラボパート。岩本の力強いドラミングをきっかけに始まり、マーチングバンドとともに壮大なサウンドを生み出していく。「Tic Tac Toe」では9人によるスネアドラムの演奏、「LOVE TRIGGER」では上手下手に分かれての熱いダンスバトルで観客を驚かせた。
ド派手な演出でもオーディエンスを圧倒していく。「Grandeur」ではスパークラーやファイアーボールが夕闇を照らし、メンバーは鋭い視線を向けながら激しく躍動。会場からは大きな歓声が何度も轟いた。甘酸っぱいラブソング「HELLO HELLO」では高さ20mの噴水が上がる中、ムービングステージに乗ったメンバーがさわやかさあふれるパフォーマンスでオーディエンスを魅了した。
メンバーカラーの花火
挨拶のパートでSnow Manからあふれ出たのは、これまで支え続けてくれたファンへの感謝の言葉。阿部は「国立という舞台に立つことを昔は想像もしてなかった。国立に連れて来てくれてありがとう」、佐久間は「夢のステージに立てたことがありがたいなと思います」、宮舘は「これからも愛し合いましょう」とメッセージを届けた。その後、9色のレーザーが光ったのを合図に「Dear,」へ。ゴンドラに乗った彼らはファンへの思いを込めたこの曲を、涙ながらに歌い上げた。「We'll go together」ではクライマックスを彩るように、メンバーカラーの花火全3000発が夜空に打ち上がった。
3ページ目で終演後会見をレポート
関連商品
サトウのばあや @sz_grandmother
メロ🎆 https://t.co/UiMVXPysxK