MONO NO AWAREが3年ぶりアルバム発表、ピアノと家族の物語彩る新曲書き下ろし

MONO NO AWAREのニューアルバム「ザ・ビュッフェ」が6月5日にリリースされる。

MONO NO AWAREがアルバムを発表するのは2021年6月リリースの「行列のできる方舟」以来、約3年ぶり。通算5枚目のアルバムとなる今作にはBS-TBSドラマ「シェアするラ！インスタントラーメンアレンジ部はじめました。」のエンディング主題歌「味見」、テレビ東京系の乳幼児向け番組「シナぷしゅ」の“つきうた”として書き下ろされた「もうけもん」、2023年発表のシングル曲「風の向きが変わって」を含む全12曲が収録される。

商品仕様は初回限定BOXと通常盤の2形態。初回限定BOXは数量限定となっており、アルバムCDに加えてカメラマン・マスダレンゾによる撮り下ろしフォトブック、ポスター、リリックペーパーなどが収められる。アルバムのアートワークはMONO NO AWAREのオフィシャルデザイナー沖山哲弥が手がけた。4月30日までに対象の店舗やECショップでアルバムを予約すると、3月に開催された竹田綾子（B）の復帰ライブ「ウェルカム」の模様を収録したライブDVDが付いてくる。

またMONO NO AWAREは旭化成ホームズのブランド・HEBEL HAUSのスペシャルムービー「LONGLIFE STORY」第2弾のために新曲「88」を書き下ろし提供。ムービーはアップライトピアノとともに成長していく少女とその家族を映した、実話に基づいたストーリーで、本日4月9日よりYouTubeで公開されている。映像には山下リオが出演。監督は松本壮史が務めた。

なおMONO NO AWAREは6月から7月にかけて全国ツアー「アラカルトツアー」を開催。チケットぴあではオフィシャル最終先行予約を4月10日まで受け付けている。

MONO NO AWARE 玉置周啓（Vo, G）コメント

実家にあった88鍵のピアノ。
音が出るだけで、保育士の祖母が褒めそやしてくれたピアノ。
月謝払い続けた幾年で、結局ドラクエのテーマしか弾けずに終わったピアノ。
いつだか友達が得意げに、拳で黒鍵叩くだけで弾ける曲を教えてくれたピアノ。
それでもやはり音が出るだけで、ぱちぱちと拍手が聞こえてきたピアノ。

山下リオ コメント

こどもの頃の私にとって、「家がある」というのはあまりにも当たり前なことでした。ある時、反抗期で家の壁に穴を開けてしまい、父が泣きそうになっていたのを初めて見たとき、物欲もない父の宝物が家だったんだと気づき、とても後悔したのを今も何度も思い出します。こうして家には、記憶が刻まれていく。今回のストーリーにも深く共感し、大切に演じさせていただきました。このスペシャルムービーを見ながら、いつかの記憶や、未来の夢を重ねていただければ嬉しいです。

松本壮史 コメント

ヘーベルハウスにお住まいの方から頂いた「ピアノが真ん中にある家」という取材エピソードから創作したムービーです。家という空間の中で交わされる家族のまなざしがテーマとなっています。山下リオさんをはじめとした、出演者の皆様による温かな表情や仕草の数々をお楽しみください。終盤、キッチンからまなざす山下さんのお芝居は、たった5秒弱ではありますが、このムービーで撮りたかったものがギュッと詰まっている気がしています。今作は台詞がほぼ聴こえない映像なのですが、MONO NO AWAREさんの書き下ろして下さった楽曲がその分を雄弁に物語っています。直接的にストーリーを説明するでもなく、心地よい距離感のまま映像と並走してくださいました。今回のムービーを、溢れるユーモアと共に遠くまで連れて行ってくれたのは、紛れもなく音楽の力です。この楽曲と一緒に生まれる映像を共に作れるなんて、本当に幸福な仕事でした。春にぴったりな爽やかな映像が出来ましたので、ぜひご覧ください。

LONGLIFE STORY －Music by MONO NO AWARE「88」－ HEBEL HAUS SPECIAL movie