映画ナタリー Power Push - テラヤバい!映画「テラフォーマーズ」大解剖

伊藤英明×山下智久編

原作・貴家悠、作画・橘賢一によるコミックを実写化した映画「テラフォーマーズ」が4月29日に封切られる。ナタリーでは映画の公開に先駆け、監督・三池崇史へのインタビューを皮切りに、映画、音楽、お笑いとジャンルをまたいで特集を展開。最終章となる今回は主人公・小町小吉役の伊藤英明と武藤仁役の山下智久に話を聞いた。劇中では、伊藤がオオスズメバチ、山下がサバクトビバッタに特殊メイクで“変異”。衝撃の姿に隠された苦労とは? 撮影の裏話を存分に語ってもらった。

取材・文 / 金須晶子

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伊藤英明

小吉役が英明さんだと聞いたときは「やっぱりね!」(山下)

──お二人は2013年と2014年にドラマ「金田一耕助 VS 明智小五郎」シリーズでダブル主演されていましたが、今回また一緒に演技をしてみていかがでしたか?

伊藤英明

伊藤 山下くんはね、ほんと頼りになる。思いっきりぶつかっていけるんです。年齢は全然違いますけど、山下くんは音楽活動とか含めていろんなことをやっているから刺激をもらうことが多いですね。いろんなものを見て、経験してきているし、俺にはできないこともいっぱいやっているからすごいと思います。

──3月9日に行われた「テラフォーマーズ」の完成披露イベントでは、山下さんが伊藤さんについて「どの現場でもカッコいい背中を見せてくれる」とおっしゃっていました(参照:伊藤英明が「山Pのアクションは必見!」とアピール、「テラフォーマーズ」完成披露)。改めて、お互いがどういう存在かお話しいただけますか?

山下 ご本人を目の前にしてですか?

伊藤 そうだよ(笑)。

山下 恥ずかしいですね(笑)。伊藤さんは僕が24歳のときに初めてお会いして、それからずーっとプライベートでも面倒見ていただいて。いろんなことを教えてくださる、本当に“アニキ”って感じの頼れる存在です。今回もこの映画で主演されるって聞いて、僕も「ぜひ参加したい!」って真っ先に思いました。僕としては事務所以外で慕える先輩というか。そういう気持ちです。

──現場での伊藤さんはどのような存在ですか? みんなを背中で引っ張っていくタイプなんでしょうか。

小町小吉(伊藤英明)

山下 とにかく伊藤さんが来るだけで現場の温度が上がるんです。それだけ人にエネルギーを与えてくれる。スタッフとキャスト、どちらも分け隔てなく気を遣ってくださるし。そういうところに皆さん惹き付けられて、「この人に付いていこう」って気持ちになるんでしょうね。

伊藤 すっごい恥ずかしいな(笑)。

──伊藤さんからご覧になった山下さんは?

伊藤 印象は最初から全然変わんないですよ。口数は少ないけど、すごく熱いし、男っぽいし、ストイックで礼儀正しい。それに家族を大事にしていて。1人のアイドルとしてみんなにパワーを与えているんだけど、自分の周りの人のこともすごく大切にしている。本当に優しい男ですよね。

──俳優としての山下さんはどのような印象ですか?

伊藤 ストイックだから、役に対しても真面目に取り組む。静かなる闘志を持っていて、言い訳をしなくて、余計なことを言わない。だけど熱い思いがあるっていうところは、今回彼が演じた仁と共通しているんじゃないかと思いますね。

──なるほど。山下さんも伊藤さんと小吉に何か通ずるものを感じましたか?

山下 やっぱり、そこにいるだけで圧倒的な存在感があるっていうところが英明さんも小吉も同じですよね。僕、マンガとか読んでいると「これは誰々っぽいな」って勝手に役に当てはめちゃうことがあるんです。まだ「テラフォーマーズ」の映画化について全然知らないときに原作を読んでいて、小吉に関しては「これは完全に英明さんっぽいな」って思っていたんですよ。だから小吉役が英明さんだって聞いたときは「やっぱりね!」って感じでした。

特集&インタビュー一覧
キャラ&用語解説
監督 三池崇史編
最上もが(でんぱ組.inc)編
くっきー(野性爆弾)編
伊藤英明×山下智久編
「テラフォーマーズ」2016年4月29日より全国公開
「テラフォーマーズ」
あらすじ

21世紀、地球の人口は爆発的に増加し、人類は火星地球化計画を実行。苔と“ある生物”を火星に送り、気温を上げることで地球化させようとした。それから500年の歳月が過ぎ、生物を駆除するため15人の隊員が火星へ派遣されることに。簡単な仕事のはずだったが、そこにいたのはヒト型に異常進化を遂げて凶暴化したテラフォーマーたち。出発前に特殊能力として昆虫のDNAを授かった隊員たちは、変異して超人的なパワーを発揮。人類と異常生物による生き残りを懸けた戦いの火蓋が切って落とされる。

スタッフ
  • 監督:三池崇史
  • 原作:貴家悠、橘賢一(週刊ヤングジャンプにて連載中)
  • 脚本:中島かずき
  • 主題歌:三代目 J Soul Brothers from EXILE TRIBE「BREAK OF DAWN」
キャスト
  • 小町小吉:伊藤英明
  • 秋田奈々緒:武井咲
  • 武藤仁:山下智久
  • 蛭間一郎:山田孝之
  • ゴッド・リー:ケイン・コスギ
  • 森木明日香:菊地凛子
  • 堂島啓介:加藤雅也
  • 大張美奈:小池栄子
  • 大迫空衣:篠田麻里子
  • 手塚俊治:滝藤賢一
  • 連城マリア:太田莉菜
  • 榊原:福島リラ
  • 本多晃:小栗旬

©貴家悠・橘賢一/集英社 ©2016 映画「テラフォーマーズ」製作委員会

伊藤英明(イトウヒデアキ)

1975年8月3日、岐阜県生まれ。1993年、第6回ジュノン・スーパーボーイ・コンテストで準グランプリを受賞する。2000年に「ブリスター!」で映画初主演。海上保安官の活躍を描いた「海猿」シリーズで劇場版・ドラマ版ともに主演を務め、劇場版第2作「LIMIT OF LOVE 海猿」は2006年の邦画実写作品で興行収入第1位を記録した。三池崇史作品には、これまで「スキヤキ・ウエスタン ジャンゴ」「悪の教典」「喰女 -クイメ-」に出演している。主演ドラマ「僕のヤバイ妻」がフジテレビ系にて放送中。

山下智久(ヤマシタトモヒサ)

1985年4月9日、千葉県生まれ。ジャニーズJr.の一員として活躍した後、2006年に「抱いてセニョリータ」でソロCDデビュー。この曲が主題歌となったドラマ「クロサギ」で初の単独主演を果たし、以降ドラマ「プロポーズ大作戦」「ブザー・ビート~崖っぷちのヒーロー~」「SUMMER NUDE」「アルジャーノンに花束を」などに主演。また映画主演作に「映画 クロサギ」「あしたのジョー」「近キョリ恋愛」がある。音楽活動も継続して行っており、今年1月にベストアルバム「YAMA-P」をリリース、6月9日よりコンサートツアー「Tomohisa Yamashita The Best Live Tour 2016 Future Fantasy」を開催。