テレビ朝日のドラマ「
井上が演じたのは、合格間違いなしと言われていた国立大学の前期試験に落ちてしまった高校3年生のガリ勉優等生・逢坂碧(おうさかあおい)だ。彼女は同じく不合格だったという同級生の男子・村瀬佑(むらせたすく)に誘われ、3日後に迫る後期試験に向けて一緒に小論文対策の補習に臨む。合格枠はたったの10名という狭き門。目立たないタイプの碧と明るく人気者の佑は、小論文の書き方を学ぶうちに自分と向き合い、互いの心を近付けていく。
初主演のみならず、本作で地上波ドラマ初出演を果たす井上。映像作品での演技を振り返り「物語を伝えるため、感情を伝えるために、いろいろな場面を切り取り、映像を介してお届けすると思うのですが、スタッフさんも演じる側も、皆さんすごくエネルギッシュで繊細なお仕事をされているんだな、と実感しました」と語る。
ドラマに出演することは乃木坂46のメンバーにも伝えたそう。「普段、新しいお仕事が決まったときは、メンバーに伝えることが多いんですが、今回、最初に同期の五百城茉央ちゃんに報告をしたら、すごく喜んでくれました。あと、経験豊富な先輩方に、いろいろな現場で『大変だと思うけど、がんばってね』とエールをいただいてうれしかったです」と明かす。
脚本の魅力を聞かれると「小論文をテーマにしたドラマは珍しく、真面目で堅いイメージを持たれる方もいると思うのですが、ジーンと温かい気持ちになる作品だと思います。この台本を初めて読んだとき、私も涙してしまうシーンがありました。こんなに素敵な作品に出演させていただけるなんて、ありがたい気持ちでいっぱいです」と答えた。
自分が演じた碧については「最初のほうの碧ちゃんって人のことを常に疑っているんです。『たぶんこの子の頭の中ってすごく騒がしいんだろうな』と思ったというか(笑)。いろいろなこと考えて話しているんですよね。そこは、台本をいただいたとき、映像でも表現できるよう意識したシーンでもあるので、何度でもご覧いただきたいです」と伝える。そして「思春期の学生たちがさまざまなことを考えながら成長していく姿を描いた作品です。いろいろなことが移り変わる今の季節にぜひ観ていただきたいです」とアピールした。
演出は「戦場へ、インターン」「BOY」の籔下雷太が担当。井上のほか、藤岡真威人、松本麗世、芝大輔(モグライダー)、駿河太郎が出演した。
ドラマ「スプリング!」予告動画
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