VHSジャケットの“野性の美”とは、デザイン視点でビデオソフトを回顧する書籍発売

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洋画ビデオソフトをデザインの観点から回顧する書籍「ワイルドシングス VHSジャケット野性の美」が本日7月25日にスティングレイより刊行された。価格は税込3960円 。

「ワイルドシングス VHSジャケット野性の美」書影

「ワイルドシングス VHSジャケット野性の美」書影

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本書では、かつて日本でレンタル・販売されていたビデオソフト、とりわけVHSのジャケットを収録。ビデオ鑑賞が定着した1980年代に発売された作品を中心に、「愛欲のえじき」から「ロボハンター/霊幻暗黒団大戦争」まで115点がセレクトされた。

ジャケットは原寸に近いサイズ、かつ高画質で収録。本国のキーアートをそのまま利用したものや、宣材写真をコラージュや着色といった工夫で見せるもの、オリジナルのイラストが作成されたものなど、俗なる魅力と“野生の美”にあふれたデザインのアーカイブとなっている。作品ごとに映画やジャケットの短い解説も付く。

編著者は雑誌「南海」の編集人として知られるブックデザイナーの桜井雄一郎、そしてスティングレイ。インターネットで「ビデオ博物館」を運営する小坂裕司(Kプラス)が所蔵するタイトルから、編者各自の基準でデザインに見どころがあると思われる作品が選ばれている。

巻末にはビデオが全盛だった時代、大映の映像事業部で洋画の買い付けや商品企画に携わった業界人へのインタビューも収録。自身が関わった作品を中心に「クオリティよりも切り口。レンタルビデオはそういう市場でした」と、その内幕を語る。

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ハチコ @YellowPigeons

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