ウクライナ国家全面協力でロシアとの戦闘描く「オン・ザ・フロント・ライン」予告

ウクライナ映画「オン・ザ・フロント・ライン 極限戦線」が東京・ヒューマントラストシネマ渋谷で開催の「未体験ゾーンの映画たち2024」内にて1月19日より上映される。

本作は現在進行中であるウクライナとロシアの戦争につながる“ドンバスの戦い”を舞台に、国境防衛と人質奪還に身を投じる兵士たちの物語。ウクライナ東部ドンバス地方では2014年から親ロシア派が武装蜂起し、ウクライナ政府軍との戦闘が繰り広げられてきた。ある日、スタニツィヤに送ったウクライナ軍の部隊が分離派にさらわれてしまう。取り返すため交渉に向かったアヴジェーエフ大佐は、役職をもらってロシア側に寝返るようにと説得されるが、ウクライナを守るために若き戦士のマクシムやヴラドらを従えて戦うことを決意する。アルテム・セイタブラエフが監督を務め、マクシム・デヴィゾロフ、セルゲイ・フロロフ、ロレーナ・コリバブチュクが出演した。

YouTubeで公開された予告編にはウクライナとロシアの国境付近での激しい戦闘シーンや、ウクライナ軍がロシア軍に捕らわれた人質を救出し、国境を守る様子が映し出される。ウクライナ国家の全面協力により戦闘シーンをリアルに再現した本作では、近代的な情報戦と前時代的なテロ行為が入り混じるドンバスの戦争の模様が、兵士だけではなく一般市民の目線でも描かれた。

第13回目の開催となる「未体験ゾーンの映画たち2024」は、ヒューマントラストシネマ渋谷にて1月19日から3月21日まで開催。大阪のシネ・リーブル梅田では3月に開催される予定だ。

映画「オン・ザ・フロント・ライン 極限戦線」予告編