「けむずる」栗山千明がカメムシにたじたじ、柳俊太郎はオファー受け「よっしゃ！」

ドラマ「けむたい姉とずるい妹」の記者会見が10月4日にテレビ東京本社で行われ、キャストの栗山千明、馬場ふみか、柳俊太郎が出席した。

ばったんによるマンガを実写化した本作。母の死をきっかけに同居をスタートさせた険悪な姉妹が、1人の男をめぐり壮絶なバトルを繰り広げるさまが描かれる。栗山が真面目で道徳心が強い東郷じゅん、馬場がじゅんの異父妹で愛情に飢えている三島らん、柳がらんの夫で高校時代のじゅんの元カレ・三島律を演じている。

栗山は「バトルというか、緊迫感のあるシーンが多いこの作品に携わることができて、日々刺激的な毎日を過ごしています」と挨拶。オファーを受けて「姉か……！とまず思いました。というのも私は、実際は末っ子なのですが、姉のイメージを持たれることがなぜか多く、今回も姉という立場なんだと正直驚きました」と述べ、「最初はじゅんの目線でストーリーが進んでいくのですが、同じ事柄でも妹のらんからでは全然違うように捉えられていたりして、そういうときに律も全然違うことを考えていたり、視点が変わることがすごく面白く描かれているなと。ドラマでもマンガの原作の面白みをきちんと表現できたらいいなと思いました」と意気込みを語った。

馬場は自身の役どころについて「らんちゃんは一見奔放に自由に生きているように見えて、そうではない部分がドラマを観ていただくとちょっとずつ皆さんに感じていただけるかなと、日々がんばって撮影しております」と明かす。続けて「姉妹ならではの嫉妬とか、そういったものは、このじゅんとらんの関係じゃなくてもみんな少しずつあるんじゃないかな。私自身も感じたことありますし……。そこにすごく共感する部分もありました。かなり刺激的なお話だとは思いましたけど、やってみよう！がんばってみよう！という気持ちになりました」と述懐した。

柳は「お話を最初いただいたときに、まず『よっしゃ！』と感じました」とにっこり。本作については「素敵な女性に囲まれて生活できるのは楽しみだなと僕自身思ったんですけど、原作を読むと人間の欲望というか、そういう嫉妬や妬みだったりを繊細に表現しているなと。設定としては生々しくもあるんだけど、どこかファンタジーな世界観があって魅力的な作品だと感じました」と話した。

撮影現場で“カメムシの大量発生”に困っていると言う栗山は「自然豊かなお家のシーンがメインなんですけども、そこにお虫さまがいっぱい集まってきまして（笑）。こんなにカメムシを見ることはないというぐらいに洋服に付いてくるんですよね。ニュースで見たら今年は大量発生なんだと、とてもびっくりしました」とたじたじな様子。馬場は「夜のシーンになると照明にお虫さんがたくさん集まるんですよね。照明にお虫さんがぶつかってしまうのですが、雨降っているのかなと思ったらお虫さんが衝突している音でした。かわいそうでした」と続ける。

柳は「栗山さんと馬場さんが現場にいるとバチバチのシーンばっかりだから気を使ってしまいました（笑）。でも最近はようやく和やかに楽しくお話できるようになりました」と振り返る。栗山は「怖いですか？ しっかり仲良く撮影しておりますよ」、馬場は「私たち意外とふんわりしていますよ」と頬をゆるませた。

またトレードマークだったロングヘアーをばっさりと切った栗山は、周囲からの反応を聞かれると「いいじゃん！と言っていただくことが多いです。私自身、髪の長い役柄を求められることが多かったのですが、切ってみたいなという気持ちはあった。20cm以上は切ったのですが、私は5歳くらいから肩ぐらいの長さにしたことがなくて、すごく新鮮で私自身楽しんでいます」と明かした。

「けむたい姉とずるい妹」はテレビ東京系で本日10月9日に放送スタート。毎週月曜23時6分よりオンエアされる。

※柳俊太郎の柳は木へんに夘が正式表記

ドラマプレミア23「けむたい姉とずるい妹」

テレビ東京、テレビ大阪、テレビ愛知、テレビせとうち、テレビ北海道、TVQ九州放送
2023年10月9日（月・祝）スタート 毎週月曜 23:06～23:55
※各話放送終了後からU-NEXT、Leminoにて第1話から最新話まで見放題配信
※TVerでリアルタイム配信
※広告付き無料配信サービス「ネットもテレ東」で見逃し配信