ナチスへのスロバキア民衆蜂起を背景にした愛憎劇「未来は裏切りの彼方に」予告解禁

スロバキア映画「未来は裏切りの彼方に」の予告編と新たな場面写真が到着した。

本作はナチス・ドイツの支配に対して起こったスロバキア民衆蜂起を背景にした愛憎劇。アリシア・アグネソンが流産したばかりの女性エヴァ、ラクラン・ニーボアが部隊から脱走してきた夫のジャックを演じ、ブライアン・キャスプ、クララ・ムッチらも参加した。

本作についてアグネソンは「強い女性や、困難に負けずに生きていくことについての素晴らしい物語を描いています」、ニーボアは「この物語は、強いキャラクターが時にどのように妥協しなければならないかを、美しく、誠実に描いています」とつづっている。主題歌を担ったシモナ・マグシノヴァーのコメントは下記の通り。予告編はYouTubeで公開中だ。

ペテル・マガートが監督を務めた「未来は裏切りの彼方に」は、4月14日より東京・アップリンク吉祥寺ほか全国で順次公開される。

アリシア・アグネソン コメント

強い女性や、困難に負けずに生きていくことについての素晴らしい物語を描いています。
今でも、昔と変わらず重要なテーマだと思います。
ぜひ見に来てください。きっと素敵な時間が過ごせるでしょう。

ラクラン・ニーボア コメント

この映画は、困難な時代に生きる人間たちについての、豊かで多層的な物語です。
私が演じるジャックは複雑なキャラクターで、戦時中の国への愛と家族への愛の間で引き裂かれ、彼は家族を選びます。
この物語は、強いキャラクターが時にどのように妥協しなければならないかを、美しく、誠実に描いています。
ぜひ楽しんでご覧ください。

シモナ・マグシノヴァー コメント

人間は困難な状況に陥ると、意識的あるいは無意識的に自分を失い、否定し、歪め、壊し、変化します。
でも、困難な状況でも自分をなんとか保とうとする人、あるいは立ち戻ろうとする人もいます。
この映画の主人公のそういうところや映画のテーマが好きです。
それは私の人生の励みにもなりました。だからこそ主題歌「人間らしくありたい」（“Zachovám si svoju tvár”）まで作ってしまいました。この主題歌も私にとって個人的で、リアルなものです。
この映画は、キャストたちの演技が素晴らしいのはもちろんのこと、時代の違う私たちを映しだす鏡として、見る価値があると思います。