中国ドラマ「これから先の恋」(原題「余生,請多指教」)の第1話先行上映イベントが本日12月25日に東京・スペースFS汐留で行われ、YouTuberの李姉妹が登壇した。
1月4日よりCSのホームドラマチャンネルで日本初放送される本作は、チェロの演奏家を目指す大学生と潔癖で生真面目な医師の恋模様を描くハートウォーミングラブロマンス。大学生リン・ジーシアオは、ある日バーで酔っ払い、男性のグー・ウェイと喧嘩になる。その後、父に胃潰瘍の検査を受けさせるため訪れた病院で、彼女はグー・ウェイと再会。彼が医師であることを知る。次第に彼が優秀で誠実な医師だと気付くリン・ジーシアオ。一方、自分が手術した恩師の死去がトラウマとなり悩んでいたグー・ウェイは、リン・ジーシアオの言葉に励まされ、自信を取り戻すと同時に彼女に惹かれていく。リン・ジーシアオを「Go!Go!シンデレラは片想い」の
李姉妹の姉・ゆんちゃんは「この作品は中国で放送が始まる前からすごく注目を浴びていました」と振り返り、「原題の『余生,請多指教』は直訳すると『これからの余生もよろしくお願いします』という意味なんです。日本のタイトル『これから先の恋』はおしゃれでこの作品にぴったりだなって」とコメント。日本でも多くのファンを獲得しているシャオ・ジャンの中国での人気についてゆんちゃんは「シャオ・ジャンは中身も素敵な人だから、そりゃ人気が出ますよね。中国の街を歩いていると至るところにシャオ・ジャン。CMでも1分おきぐらいにシャオ・ジャンが出てくる時期があって。ほかの人の仕事がなくなるやんってぐらいでした(笑)」と紹介した。
しーちゃんは「チェロの演奏家を目指すヒロインと医師の恋愛を軸に、家族の話、仕事の話、夢の話が描かれている。胸キュンシーンとか三角関係とか期待する要素がたっぷり詰まっている王道のラブストーリーですよね」と本作の魅力に言及する。ゆんちゃんは「恋愛だけでなく、家族に関する描写のボリュームも多くて、感動できる作品。ヒューマンドラマの要素も強いんですよね。ラブコメ、胸キュン系かなって思いきや、中国では泣けたって声も多くて、とてもバランスのいいドラマだと思いました」と述べ、「シャオ・ジャンは時代劇のイメージが強くて、このドラマが現代ロマンスドラマの初主演作品。甘い描写も多くて、そこが今までのイメージと違っていて話題になっていましたね」と回想。「『時代劇と現代劇の違い、意識したことは?』という質問に対して、シャオ・ジャンは『時代劇はその時代の人に憑依する感じで別人格を作り上げています』と答えていて、逆に『現代劇ではとにかく自然に演技するのを心がけています』と語っていました」と紹介した。
シャオ・ジャンとヤン・ズーのキャリアを対照的だと語るゆんちゃん。「シャオ・ジャンはオーディション番組がきっかけでデビューして、社会人を経験したあと、20代半ばぐらいで芸能界に入ったんです。逆にヒロインのヤン・ズーは子供の頃から国民的な中国のドラマに出演していた子役出身。すごく芸歴が長いんですね。だからシャオ・ジャンが役者の先輩として、ヤン・ズーを尊敬していて、仲がいい印象があります」と述べる。またゆんちゃんは「リュー・イン監督はカットと言わずに回しっぱなしなことが多いらしいんです。シャオ・ジャンもこのドラマはアドリブが多いから大変だったと語っていました。実際に劇中では2人のアドリブ演技がけっこう使われているらしいんです。ここナチュラルだな、リアルだなっていうシーンはもしかしたらアドリブかもしれないです」と注目ポイントを説明した。
「これから先の恋」に関連したシャオ・ジャンのインタビューを数多く読んできたというしーちゃんは「『グー・ウェイ先生との共通点、逆に違うところは?』という質問に、『共通点はやると決めたことは責任を持ってやり切ること』と答えていたんです。逆に全然違う部分として『グー・ウェイは考えすぎるぐらい考えるタイプだけど、自分は直感に従って行動するタイプなんだ』と言っていて。シャオ・ジャンは『グー・ウェイより自分は決断力がある男だ』と言い切ってましたね」と語る。続けてしーちゃんは「シャオ・ジャンは海外のファンへのメッセージも多いんです。グー・ウェイは気難しいから火鍋みたいなジャンクなものは食べない、あまり好きじゃないっていうキャラクターなんですけど、シャオ・ジャンは海外のファンに食べてほしい中国料理として火鍋を紹介していて。『中国のごはんはなんでもおいしいよ! ナス以外は』と話していました」とにっこり。シャオ・ジャンのナス嫌いエピソードに反応したファンから笑いが起こった。
ゆんちゃんもシャオ・ジャンのインタビューを紹介。「『このドラマの魅力を3つのワードで表現するとしたら?』という質問にまずシャオ・ジャンは4つのワードで答えてて、それがすごくお茶目で(笑)」と述べ、「1つ目は『好看』。日本語で面白いという意味です。2つ目が暖かいという意味の『温暖』。ほっこりしてキュンとする物語という意味ですかね。3つ目が観たら幸せな気持ちになる『幸福』。最後が甘い、スイートという意味の『甜蜜』。『これから先の恋』のインタビューでは、とにかく“甜”というワードがたくさん出てくるんです。『甘い作品』と表現する人が多いですね」と述懐する。続けて「ラブラブな感じで……つらいと思うファンの方も……」とつぶやくと、うなずく観客も。しーちゃんが「好きだからこそラブラブなシーンも積極的に摂取したいというファンの方もいれば、好きすぎて観るのがつらいという方もいますよね」と言うと、ゆんちゃんも「中国のファンもドラマは絶対観るけどちょっと複雑だという人もいて。ファン心理的に観たいけど観たくないみたいな」と日中のファンの共通点を語ってから、「ただシャオ・ジャンはファンに『絶対観てほしい!』と言っていました」と彼の言葉を紹介した。
イベント中盤には、日中のドラマの違いを李姉妹が語り合う場面も。しーちゃんは「例えば挨拶でキスするとか、欧米とアジアを比べるとわかりやすい違いがありますけど、日中の場合はそこまでのギャップはないので、違和感なく物語に入れると思うんです。ただ細かいところで違いがあるかなと。例えば中国の恋愛ドラマはとにかく甘くてラブラブなシーンが多い。一般的な中国のカップルも、手をつないだり、ハグしたり、あまり人目を気にせずしている人が多い印象ですね。でも、だからと言って、恋愛に積極的というわけでもなくて。学生時代は恋愛禁止のところが多いんです」と伝える。中国の高校に通っていたというゆんちゃんは「高校は基本的に恋愛禁止ですね。まだまだ早いみたいな。みんなこそっと恋はしているけれど、大学生になってやっと恋愛できる」と説明。そして「中国ではいい意味でも悪い意味でも親子関係の距離が近いんです。交際している段階から親に紹介したり。このドラマも日本では絶対ないだろうなという、親子の関わり方が1つの見どころです」と言及する。なおイベント中盤にはクリスマスプレゼント抽選会も行われ、日本未発売のグー・ウェイのぬいぐるみや、「これから先の恋」のオリジナルスタンドが観客に贈られた。
最後に本作の“最強の魅力ポイント”を問われた李姉妹は「『甜蜜』ですね。ほっこりできる、この季節に合っているドラマです!」と語り、イベントの幕を引いた。
全29話の「これから先の恋」は毎週火曜から木曜の20時よりオンエア。12月29日20時から第1話が先行放送される。現在YouTubeでは予告編が公開中だ。
※動画は現在非公開です。
これから先の恋
ホームドラマチャンネル 2023年1月4日(水)スタート 毎週火曜~木曜 20:00~
※全29話
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ゆん(李姉妹ch) @yunlisis
トーク内容をまとめてくださってます💐
ありがとうございます谢谢〜〜
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