先輩女子×後輩男子が事件の謎に迫る、神谷正智による青春ミステリー9月公開

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神谷正智による青春ミステリー「階段下は××する場所である」が、東京の池袋シネマ・ロサで9月11日に公開される。

「階段下は××する場所である」ポスタービジュアルA

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「階段下は××する場所である」

「階段下は××する場所である」[拡大]

「階段下は××する場所である」

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本作は小説投稿サイト「小説家になろう」に掲載された、羽野ゆずによる短編をもとにした物語。雷宮光(らいきゅうひかる)は、一目惚れした後輩男子・水無月日向(みなづきひなた)を追いかけ回している最中に悲鳴を聞く。光と日向が駆け付けると、男子生徒2人が階段下と踊り場で倒れていた。男子生徒たちは起こった出来事を語ろうとせず、目撃者もいない。光と日向は、事の真相を解き明かそうと行動し始める。

「階段下は××する場所である」

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キャストには平岡かなみ安慶名晃規のほか、河野知美藤入鹿、杉尾優香、小松樹知、中村優里が名を連ねた。神谷は「私が目指したのは、『アニメの手法を実写に落とし込んだもの』でした。原作の登場人物は全て誇張気味に描かれています。脚色にあたって実写での演出を考慮して大幅な変更を加えましたが、誇張された不自然なセリフや行動はあえて残し見る人に違和感を与えるように意図しています」とコメント。羽野は「ウェブの片隅でひっそり掲載していた小説を発見してくれて、感謝しています」とつづっている。また映画監督・西川達郎による応援コメントは下部に記した。

チケット料金は当日一般券が1500円、劇場窓口で発売される前売り券が1300円。リピーター割として、半券提示で1300円となる。YouTubeでは特報が公開中だ。

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神谷正智 コメント

企画の開始から撮影完了まで1年半、コロナ禍でのポストプロダクションの大幅な遅れもあいまって完成まで2年。長い時間をかけて本作は製作されました。
原作はライトノベルであり、本来アニメと親和性の高い作風です。それをあえて実写でやる意義はなんだったのか?と考える方も多いかもしれません。
私が目指したのは、「アニメの手法を実写に落とし込んだもの」でした。
原作の登場人物は全て誇張気味に描かれています。
脚色にあたって実写での演出を考慮して大幅な変更を加えましたが、誇張された不自然なセリフや行動はあえて残し見る人に違和感を与えるように意図しています。
最初見た時は、違和感が凄いかもしれません。制作した私自身も違和感を禁じえません。
それでも、違和感の中にある一粒のリアリティが人を笑わせ、楽しませ、感動させる。最後には主人公2人のことが好きになってくる、そんな仕上がりに なったと信じています

羽野ゆず コメント

「青春時代に戻りたいか?」と問われたら、迷わず「ノー」と答えるでしょう。それは、あまりに自己中心的で、無駄にエネルギー消費が多く、思い返すと悶絶したくなることばかりでした。
あのときこうしておけば──。もっと上手くやれたのに──。後悔を未だに抱えながら、もう二度と戻れないという現実に、心からの安堵と、少しの寂しさを覚えるのです。
「階段下~」は、私の散々な青春の復讐心から生まれました。大好きな「日常ミステリ」と「学園ラブコメ」の要素を、我がままに同じ割合で詰め込みました。両要素とも妥協なしの100%で!
映像化の話をいただいたとき、「まさか!」と思いました。
正直嬉しさより戸惑いの方が大きかったのですが、映画制作に関して無知だった私に、監督は逐一丁寧に解説してくださり、第一稿の脚本を見せてくれました。読了した瞬間、「最高!」と全力で喜ぶ一読者になっていました。どうぞご期待ください。
ウェブの片隅でひっそり掲載していた小説を発見してくれて、感謝しています。制作関係者の皆様も本当にありがとうございました。

西川達郎(映画監督)コメント

階段下は××する場所である」は、学園ミステリーの魅力に溢れた作品だ!
ミステリーとはいっても、決して大きな事件は起こらない。
男子が作ったたんこぶ、机の下に貼られた手紙、誰かの噂話、そういった些細なあれこれが
「階段下は××する場所である」では、たちまち推理すべき謎に変わる。
ここが学園ミステリーの、やっかいで楽しいところだ。

このワクワクする謎解きの入り口を、あくまでも淡々とした日常の中で描くのだから神谷監督は実はとても野心的だ。

ところで学園ミステリーといえば、探偵が一番頭を悩ますのが恋の謎だ。
どんな難事件を解決する名探偵でも、恋の謎は難しいらしい。
だから当然、作品最大の謎は、ヒロインの雷宮先輩その人自身なのだけど、
今のところ魅力的なヒロインの条件とは美しい髪だな、という事以外にヒントがない。
これだから学園ミステリーはやっかいで、そしてやっぱり楽しい。

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