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蜷川実花らしさ全開、「FOLLOWERS」豪華パーティシーンの撮影現場に潜入

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「FOLLOWERS」メイキング写真

「FOLLOWERS」メイキング写真

蜷川実花が監督を務めたNetflixオリジナルシリーズ「FOLLOWERS」の撮影現場に映画ナタリーが密着した。

中谷美紀池田エライザが共演する本作は、東京を舞台に世代の違う女性たちの人生がSNSを通じて交錯していく物語。人気写真家の主人公・奈良リミを中谷が演じ、女優を夢見て上京し挫折を味わいながらも成長していく百田なつめに池田が扮する。

2019年5月中旬、東京都内のスタジオで行われたこの日の撮影。広いスタジオ内にはセレブが集結する授賞式「Women of the Future Awards」のセットが組み上げられた。レッドカーペットが敷かれたエントランスには、一際目を引く大きな桜の木が配置され、ドレスアップしたエキストラが会場を彩る。さらにパーティ会場に入ると、バラのアレンジメントがあちこちに吊るされた赤を基調とする空間が広がり、蜷川らしい艶やかで鮮やかな世界が演出されていた。

このセットで撮影されたのは、リミが受賞者としてパーティに出席するシーン。中谷と池田のほか、リミの友人役である夏木マリ板谷由夏、リミのマネージャー役の金子ノブアキも参加した。リミがレッドカーペットを闊歩し、友人たちと連れ立って会場へ入る場面の撮影が終わると、次は彼女の受賞スピーチへ。中谷は「仕事も女性としての幸せも、当たり前だけど何もあきらめない、そういう思いでここまでやってきました」というリミのセリフを堂々と披露する。その様子をモニタで観ていた蜷川は、カットがかかるとカメラワークや照明などを助監督と相談しながらテイクを重ね、こだわり抜いた画作りの一端をうかがわせた。

パーティシーンの撮影ではジバンシイ、GUCCI、CYCLAS、TAE ASHIDA、NEIL BARRETTなどハイブランドのドレスに加え、TiffanyやTASAKIといった高級ジュエリーが使用された。本作でのファッションについて、蜷川は「この人はこの服は着ないよね、この子はこのブランドのバッグは持たないだろうとか、キャラクターを作っていくうえで本当に何回も何回も打ち合わせをしました」「特にファッションの周りにいる人たちの話だから、そこに自己表現とか自分はこうありたいとか、そのときの調子がビジュアルとして出てくるはずなので、かなり繊細な作業をしました」と言及。今回金髪のマッシュスタイルにした中谷は、「今までの自分とは異なるリミという人に導かれたように思います」と心境を述べた。

作品のテーマでもある“リアルな東京”。現在は海外在住の中谷は「私たちが想像する以上に、東京や日本は世界中から注目されている場所なんだなと改めて気付かされました」と語り、海外のクリエイターが東京を捉えた映像を観て「悔しかった」という蜷川は、「女性たちの今の気分をきちんと描くのと同時に、ちゃんと東京の面白いところやきらびやかなところ、かっこいいところを世界中の人に見てもらえるものを作りたいと思っていた」と本作に込めた思いを明かす。また「ずっと物語の中にいたような1年間だった」と振り返った蜷川は「現実と物語が地続きになるって、いいか悪いかは別にして少なくとも私にしかできなかった世界観ができている証拠なんですよね。もちろん面白いと思って撮っていますが、皆さんに楽しんでいただけるんじゃないかなっていう予感が最近しています。めっちゃがんばりました(笑)」と自信をのぞかせた。

全9話の「FOLLOWERS」は2月27日に配信スタート。

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